アライグマは、巣を複数の場所に作る性質があるので、家屋内に巣があった場合には、その付近にも住処を持っている可能性があります。そのため、駆除も困難を極めます。今回は、アライグマの巣が家にあるのか?倉庫や物置にあるか分からない!についてお伝えします。
アライグマの巣作り
アライグマは近年、人間の生息域にまでテリトリーを広げ棲み付くことがあります。
植物園であったり公園などの公共の場から、人が住む家屋に工場などさまざまな環境に適応し、生活しているのです。
そして、アライグマが家屋に棲み付くことになれば、健康被害などさまざまな問題を引き起こすことから、駆除しなければなりません。
ただし、このアライグマは巣を複数箇所に作る性質があり、転々と巣を移動するため、一か所で追い出すことが出来たとしても、他の巣に逃げ、ほとぼりが冷めたら戻ることもあるため、完全に駆除するとなれば、捕獲駆除が必要となってきます。
ですので、一般の方が燻煙剤や忌避剤などで家屋から一度追い出せたとしても、そこで安心してはいけないのです。薬品の効果が無くなれば、また住処として舞い戻ってくるケースもあります。
巣が複数あるからこそ駆除が難しい!
家屋に巣作りされた場合に、庭などにある倉庫や物置も巣として利用している可能性があります。これは、家屋の修繕に手が回っていない場合には、倉庫や物置も同様に経年劣化によって壊れている箇所があるかもしれません。そうなると、アライグマが住処として利用している可能性があるので、母屋での駆除作業を行い、家屋から居なくなったとしても、倉庫や物置に身を潜めている可能性があります。
ですので、駆除作業をする際には、近くに他の巣が作られていないか調査する必要性もあるのです。従って、調査自体も労力を要しますし、狭い空間で出くわせば引っ掻かれたり噛み付かれる恐れもあるので、注意して調査しなければなりません。そして、全ての建物で一遍に駆除作業を行うなどをして、逃げ出さない様にする必要性もあり、かなり知識や技術も必要となるため、ご自身でも作業はオススメができません。
そのため、ご自分で作業することへ不安を感じた方は、無理に作業するのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し対処してもらうことが大切です。また、捕獲作業となれば、狩猟免許の取得や役所などでの手続きも必要となるので、面倒と感じてしまうでしょうし、時間効率も良くはありません。ですので、無理に作業しようとはせず、プロに任せましょう。
まとめ
アライグマが生息域を広げたことによって、人間に与える被害も拡大しています。
また、家屋に棲み付かれるだけでなく、物置や倉庫などに巣作りされるケースも非常に多いので、駆除作業自体も難航を極めます。複数の巣を相手に対処するのは、一般の方では大変な作業となりますので、プロの駆除専門業者へ依頼して対処していくと良いでしょう。