アライグマがゴミ捨て場や畑などを荒らして困っている。そういった環境にある方にとっては駆除したいと考えるのは当然のことです。しかし、あまりにもアライグマの事を知らないと言う方も事実です。今回は、アライグマの生態や行動範囲とは?駆除には知識も必要な訳についてお伝えします。
アライグマの生態や行動範囲とは?
アライグマは近年、首都圏で被害を拡大する害獣の一種です。
ゴミ箱を荒らしたり農作物を荒す非常に厄介な存在ですが、駆除や忌避しようとしても上手くいかずに失敗に終わるということも少なくはありません。
では、駆除や忌避が上手くいかないのかというと、アライグマの生態を理解していない可能性が高いです。
アライグマは、見た目は非常に可愛らしいのですが、攻撃的で凶暴な性格を持っています。
また、夜行性で行動範囲も、約1~3キロをテリトリーとするため、餌場と棲家が離れていてもお構いなしなのです。そして、適応能力が高いため、どのような環境にも適応できるため、広域で生活ができます。帰巣本能も強いため、一度追い出されたとしても、ほとぼりが冷めた頃に戻って巣作りする傾向もあります。
出産する際には、1度に3頭~6頭の子供を産みます。そして、生まれた子供の命が失われた場合には、再び発情期を迎え、新たな子供を産む性質があるため、個体数は増え続けている状況です。
このように、アライグマは広域で活動しながら、個体数を増やしているため、被害は拡大していくでしょうし、駆除や忌避も適応能力が高いことから、なかなか駆除作業を行っても成果が得られないのです。
駆除には知識も必要な訳
活動範囲が広く、適応能力の高いアライグマを駆除しようとした場合に、市販されている忌避剤や燻煙剤を使用するという方は多いと思いますが、設置する場所なども考えておかなければ、その効果を発揮しないケースも少なくはありません。
なんとなく設置しても効果が得られるというアイテムではありませんので、棲み付かれている環境や、どの場所に巣があるなどを把握して、塗布や散布することで効果が得るのか考えて作業する必要性があるのです。
一般の方にはこのような状況を考えて使うのが難しくもあります。一度や二度の作業でアライグマを駆除したいというのであれば、プロの駆除専門業者へ任せてしまった方が、完全駆除を目指すことができるので、放置するのではなく依頼することをおすすめします。
まとめ
アライグマは近年、個体数が増え、人間の生活テリトリーにも寄生している厄介な害獣です。アライグマの持つ病原菌や棲み付かれた際に家屋の老朽化につながる問題があるため、被害も深刻化されています。
また、棲み付かれた際に、ご自分で忌避剤や燻煙剤を使用して作業を行っても、アライグマの生態や行動パターンを知らずに思い通りにいかないというケースも少なくはありません。そんな時は、プロの駆除業者へ依頼して対処していきましょう。