アライグマが家屋に棲み付く際に、その侵入経路がどこなのか見つけなければなりません。仮に、燻煙剤などで追い出せたとしても、数か月後に再度棲み付かれる恐れもあるのです。今回は、アライグマの被害は配管周りの大きくなった穴の経年劣化が理由?についてお伝えします。
アライグマは配管周りから侵入する?
家屋の外部から内部に配管やケーブルが導入される部分も、アライグマの侵入経路となり得ます。これらの導入部は、施工段階から隙間が生じやすく、経年劣化によって破損が生じる事もあるため、穴が大きくなりアライグマがそこから入り込むことがあります。
また、家屋の配管回りなどを日頃から気にかけて見るという人は少ないと思います。
大きな地震などがあって、壁などにヒビが入っていないかなど調査するケースはあっても、配管周りの施工箇所の穴が広がったなんて、気にしないでしょうし、少し大きくなっても個人で直すまでもないといったケースが多いので、知らずうちに侵入経路とされている恐れがあるのです。
対策自体は個人でも行えて、配管やケーブルの導入部を確認し、隙間があれば防鼠パテやシーラントで埋めます。さらに、金属製のカバーを取り付けて、物理的な侵入を防ぐことが有効となります。
経年劣化するのは当然だからこそ修繕が大事
アライグマなどの害獣が、家屋を破壊して侵入するケースは、どこかが壊れているから、その隙間を大きくして入りやすくすることがあっても、元々入れない場所を破壊するということは、まずしません。
ですので、家屋の経年劣化や自然災害によって破損した場所を見つけて、侵入するケースが多いのです。そのため、忌避対策として家屋の修繕を数年に一度はいれて、破損個所があれば直すことで、害獣被害を食い止めることが出来るのです。
駆除が必要となる状況になれば、健康被害や家屋の老朽化・資産価値の低下に繋がりますので、忌避作業が大切となります。このような作業をせずに、アライグマなどの害獣が棲み付くことになれば、駆除作業から修繕作業と大きな費用が掛ることや、時間や労力もかかってくるので、事前に対処できるのであれば、対応しておく方が得でもあるのです。
まとめ
アライグマは、近年都心部でも目撃されている害獣となり、家屋にも棲み付く厄介な存在です。また、そのアライグマの侵入経路は複数あり、その一つに配管周りの隙間からというケースがあります。家屋の修繕作業を行わないと、棲み付かれる割合が高まりますので、しっかりと対策を講じていくことが大切です。
仮に棲み付かれてしまった場合には、早急にプロの駆除専門業者へ依頼して、安全な住まいを取り戻せるようにしましょう。