アライグマは雑食性の動物で、野菜や果実を好む傾向にありますが、鶏舎に忍び込みニワトリや卵も餌とするため、被害は農家だけではありません。今回は、アライグマは卵も食べる!鶏舎での被害も少なくはない!についてお伝えします。
アライグマは卵も食べる
アライグマは近年、日本全国に生息する野生動物として、問題を起こす害獣と知られるようになっています。田畑を荒らし、農作物を餌としたり、家屋に棲み付き健康被害を与える存在として問題視されているのです。
また、野菜や果実などの農作物だけでなく、金魚などを養殖する養殖所、鶏舎に忍び込みニワトリや卵といった家畜を捕食することもあります。そのため、経済被害を齎す厄介な動物のため、忌避作業であったり、駆除対策を講じていかなければなりません。
鶏舎に施すべき忌避・駆除対策
鶏舎にも種類が沢山ありますが、ネットで囲っている簡易的な施設であれば、ネットを食い破りアライグマが侵入することがあります。しっかりとした建物であっても、空気の入れ替えのために扉を開けっ放しにしていたり、窓が開いていればいずれ忍び込まれる恐れがあります。ヒューマンエラーによって、被害が拡大することもありますので、注意する必要性があるのです。
そこで、経営者が行える方法としては、ヒューマンエラーを無くすことだけでなく、忌避作業や駆除作業を行うことが重要です。
忌避作業は、鶏舎周辺にアライグマの苦手とする臭いを散布して近付けさせないことです。ただし、アライグマは苦手とする臭いにも適応能力の高さから慣れてしまいます。ずっと同じ市販された忌避剤を使用していると効果が無くなってしまうので、気を付けましょう。
また、ネットに関しても、パンチングメタルや鉄線など、歯で食い破ることのできない種類に変えることをおすすめします。このような施策を講じるだけでも、アライグマからの猛威は軽減することが出来ます。
それでも、周辺から居なくならない場合は、いつ危険にさらされるか分かりませんので、捕獲駆除作業に移ると良いでしょう。ただし、一般の方では、その作業が難しいと感じられる可能性が高くなりますので、プロの駆除業者の技術や知識を借りて、対処していく事をおすすめします。
まとめ
アライグマは全国に生息する野生動物であり、害獣として問題視されている存在です。
農作物への被害や家屋に棲み付く健康被害などが、取り沙汰されていますが、その他にも鶏舎などの家畜への被害も近年拡大しています。ですので、被害にいつ遭われるか分からない状況でもありますので、しっかりと忌避対策や駆除対策に講じていかなければなりません。
アライグマによる被害でお困りの方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。