アライグマが家屋などに棲み付く被害が拡大していることもあり、ご自身の家屋に棲み付かれないように対処しなければと考える方も多いことでしょう。一番重要なのは、侵入経路を塞ぐことです。今回は、アライグマを近寄らせない!侵入経路はどうやって塞げば良いの?についてお伝えします。
アライグマの侵入経路はどこ?
アライグマは近年、全国的に生息域を広げる害獣として、問題視されています。
家屋に棲み付き、家屋を老朽化させる要因となり、家屋に住む人の健康被害を齎す非常に厄介な存在です。そして、棲み付かれると駆除作業も非常に大変なため、棲み付かせない様に対処することが非常に重要となります。
まず、アライグマが家屋へ侵入する場合にどこを入口とするのか?
これは、床下・屋根裏・壁の隙間などに繋がる侵入経路となり、通気口や屋根の軒天や壁の破損、家屋に繋がる配管などが考えられます。
通気口や屋根などの部材が破損することなんてあるの?と考える方もいらっしゃいますが、風や雨などの自然による経年劣化であったり、地震などの自然災害によって破損することがあります。ですので、数年に一度は家屋周辺の破損がないか調べなければなりませんし、修繕を行っていかなければ、侵入を食い止めることはできません。また、屋根裏などの状況は、業者へ依頼しないと破損を見つけることは難しいので、必ず調査してもらいましょう。
アライグマを近寄らせない!
アライグマにとっても、家屋の修繕が行き届いていれば、侵入経路がないため、寄り付かなくなる可能性があります。しかし、ゴミ出しなど餌となる様な物を簡単に取らせられる様な状況であれば、アライグマに狙われることになるため、ゴミ出しも蓋つきゴミ箱で出すであったり、餌となるような物を家屋の周辺にも置かない様にするなど気を付ける事が重要です。
目の届く範囲の通気口などであれば、業者にわざわざ依頼する必要性はなく、修繕であったり施工することは対して難しい作業ではないので、ご自分で行うことも可能となります。
まず、通気口への作業なのですが、通気口を完全に塞いでしまう鉄板であったりプラスチックを使用しては、家屋の快適性や寿命を縮めてしまうことにもなるので、通気口を塞いではいけません。ですので、必要な部材は、パンチメタルといった物を使用して通気口からの侵入を妨げることが可能となります。
家屋に繋がる配管周りも同様にパンチングメタルを加工して設置したり、パテなどで隙間を塞ぐことで、侵入経路を閉ざすことができます。
このように、ご自分でも行える作業をしたり、業者に依頼して注意するだけでも、害獣による棲み付きから家屋を守る事ができますので、対処してみましょう。
まとめ
アライグマの個体数が増え、都心部でもその被害が増加していますので、棲み付かせないための作業も非常に大切となります。ご自身で出来る事もあれば、業者に依頼しなければ対処出来ないものもありますが、放置すれば、確実に棲み付かれる可能性は高まりますので、気を付けましょう。
仮に、アライグマに棲み付かれてしまった場合には、早急にプロの駆除専門業者へ依頼して対処して行くことをおすすめします。