イタチなどの野生動物を轢いてしまった場合はどうするべき?

 
住宅に棲み付いたイタチなどが、駐車場付近で急に車の前に飛び出し轢いてしまった。こういったケースも近年増えています。このようなケースで、どんな対処をしたら良いのか知らないという方も多いと思います。今回は、イタチなどの野生動物を轢いてしまった場合はどうするべき?についてお伝えします。
 

野生動物に行動を抑制させるのは無理!

 
イタチなどの野生動物が近年、都心部の家屋や工場などに棲み付くこともあり、駆除依頼や駆除相談件数は増えている状況です。また、その野生動物の事故件数も増えているのです。
 
例えば、工場では夜間もトラックや車の出入りがあるため、夜行性の野生動物が飛び出してきてブレーキが間に合わないといったケースも少なくありません。また、住宅街でも、駐車場や車庫の前で急に飛び出してきて轢いてしまったといった状況も多いようです。
 
夜間はただでさえ視界が狭まってるため、小型のイタチなどの野生動物が飛び出せば気が付けずに轢いてしまってもなんら不思議ではありません。当然、轢かないに越した事はありませんが、スピードが少し出ていると、避けようとして急ハンドルをきる方が危険な状況となりますので、まっすぐ衝突するしかないのです。
 
もちろん、クラクションやハイビームに徐行で予防するなどもありますが、相手は野生の動物ですので、難しいケースの方が多いので、まずは大きな事故に繋げないことが重要となります。
 

轢いてしまった場合はどうするべき?

 

 
野生動物を轢いてしまった場合は、まず最初にすることは、安全確認です。
慌てずに、路肩に止めるなど後続車や対向車に迷惑にならない様にしなければなりません。
ビックリして、玉突き事故や車線をはみ出し大きな事故にしてしまうことが一番危険であり厄介ですので、落ち着いて運転しましょう。
 
そして、車を路肩などに停車したら、まずは警察へ事故の発生の連絡を入れましょう。
これを行うことで、事故証明書を発行してもらえるため、任意保険を使う際には必要となりますので、必ず警察へ連絡しましょう。
 
また、轢いてしまった動物の生死に関わらず、場所を移動させなければなりませんので、衛生面や安全面から直接触るのではなく、タオルや軍手に段ボールなどを使用しましょう。
そして、息があれば病院に運び、死亡していた場合には路肩に寄せ、道路管理者または自治体へ連絡し、処理について相談・依頼しましょう。
 

イタチなどの野生動物が家屋に棲み付いてしまったら?

 
近年、イタチなどの野生動物が家屋に棲み付く被害も増えており、駆除件数依頼も伸びている状況です。
 
仮に、イタチなどの野生動物が家屋の屋根裏や床下などに棲み付いてしまった場合には、どのように対処するべきか知らないという方も多いことでしょう。
まず、闇雲に駆除したり捕獲することは、鳥獣保護管理法によって認められていません。
 
正式な手続きを行ってからでなければ、作業は行わない方が良いです。忌避作業であれば、大丈夫なのですが、燻煙剤などのアイテムを利用する場合、動物がパニックに陥り、逃げ場を失い、死んでしまう事もあります。そうなると、法律違反になる恐れがあるため、忌避作業であっても、注意して行わなければなりません。
 
鳥獣保護管理法違反すると、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられる事になりますので、無理にご自分でなんとかしようとはせずに、プロの駆除専門業者を頼ることをおすすめしています。
 

駆除・捕獲をプロに依頼するメリット

 

 
プロの駆除業者へ作業を依頼するメリットは、いくつかあります。
まず、ご自分で作業するとなると、手続きや資格取得など、作業するまでのハードルが多く、時間や労力が非常に掛かるため、そういった面倒を全て業者に任せることが可能です。
 
作業も、相手は野生動物ですので、危険を感じれば引っ搔いたり噛み付いたりと攻撃的になる可能性があり、大怪我に繋がることもあるのです。また、噛み付かれたりすると、野生動物が媒介する病原菌やウイルスによって、健康被害を受ける可能性があるので、知識や技術がない方は、駆除作業を行うこと自体がリスクでもあるのです。
 
そして、捕獲・駆除後には、死体の回収や捕獲した場合には殺処分が必要になるだけではなく、棲み付かれた場所の清掃作業などの精神的苦痛を齎す作業が多いため、最後まで作業が行えないという方も少なくはありません。その他にも、再被害を受けないための忌避作業や侵入経路を塞ぐ作業といった事も、すべて依頼することが出来ますので、ご自分で作業するより、プロに依頼した方が良いです。
 
現在、イタチなどの被害でお困りの方は、イタチの救急隊までご相談下さい。プロのスタッフが皆さまの、安全な暮らしを取り戻すためのサポートをさせていただきます。
 

まとめ

 
イタチなどの野生動物が、工場地帯や住宅街などに巣作りすることも増え、トラックや車に轢かれてしまうケースも増えている状況です。そういった場合に、放置してしまうのではなく、しっかりと対処しましょう。
 
また、それ以前に工場や住まいにイタチが棲み付いている事に気が付いている場合は、早急に駆除・捕獲対応を、プロの駆除業者へ依頼して、未然に轢かれる様な状況を生み出さない様にするのも一つの方法です。