コウモリが東京や大阪などの都心部に棲み付くといったケースが増えています。工場など夜間に静けさが増す場所だけでなく、家屋などにも棲み付いているのです。今回は、エサあり外敵なし!都心部に棲み付くコウモリには快適な環境についてお伝えします。
都市部はコウモリにとって快適な環境
近年、コウモリが都内などで見かけられるケースが増えています。
知らない人・見たことがない人もいるでしょうが、東京都23区内全域にアブラコウモリが生息しています。
なぜ、都内などの都心部でコウモリが生息出来るのか?と考える方もいるでしょうが、河川や公園に外灯付近には、アブラムシなどの昆虫やユスリカや蚊などの飛翔性昆虫が沢山いるため、エサに困ることはありません。
また、気候も関係しています。
コウモリは、気温が10度以下となると冬眠する動物ですが、都内はヒートアイランド現象も起こり、冬場であっても10度を下回るケースが少なくありません。コウモリにとっては冬眠をせずに過ごせる環境となっているのです。
そして、コウモリを襲う外敵も少ないことから、都会に棲み付いた方が、快適な環境となっているのです。そのため、都心部でコウモリの被害を受けるご家庭や工場などの建物が増えています。
コウモリは駆除すべき?
コウモリは夜行性ということもあり、蜂のように刺すなどの攻撃性があるわけではないため、危険視する必要性がないと考えられてもいますが、実際には駆除した方が良い害獣です。
家屋に棲み付かれてしまえば、糞尿や食べ残しで家屋の寿命にも関わります。
また、ノミやダニが繁殖し、アレルギーやコウモリが媒介する病原菌などが人間にうつされる可能性があります。
そのため、コウモリに棲み付かれてしまった場合は、早急に駆除対策を行った方が良いのですが、コウモリは鳥獣保護法によって保護されている動物です。駆除する場合には、自治体や行政へ申請し、許可書がなければならず、勝手に駆除してよい動物ではありません。
手続きも面倒だという方は、プロの専門業者へ依頼しましょう。駆除だけでなく、侵入経路を塞ぐ作業など、すべての作業を依頼することが出来ますので、まずは相談することをおすすめします。
まとめ
コウモリは、東京や大阪といった都心にも生息する動物となり、一般の家庭や工場などの建物でも被害を出す厄介な害獣でもあります。あまり害がないとしても、いずれ大きな影響を及ぼすことにもなりますので、棲み付かれてしまった場合には、早急に対処しましょう。
棲み付かれてお困りの際は、【コウモリの救急隊】へご相談下さいませ。