市役所や自治体に害獣が棲み付いていることを相談しにくいという方は多いと思いますが、大抵の場合、駆除作業を引き受けてくれることはないでしょう。今回は、コウモリ駆除を市役所では引き受けてくれないのはなぜ？についてお伝えします。
 

市役所の業務に害獣駆除はない！

 
餅は餅屋。という言葉がある様に、特別な作業を依頼する場合には、専門家の力を借りるのが一番効率的なのです。
 
そのため、害獣などが家屋に棲み付いた場合に、市役所や自治体に相談に行ったとしても、駆除するために必要な情報の提供はしてくれますが、作業自体は行ってくれません。
 
お年寄りなどにとっては、作業をやって欲しいと思われるかもしれませんが、書類などの説明はできても、作業のプロではないのです。市役所員は、作業を行うために法を破らないための説明であったり、作業方法などのアドバイスをマニュアル通りに教えることはできても、作業をしたことがないという方が大半です。
 
ですので、市役所の方が冷たいであったり、作業を手伝ってくれても、いいんじゃない。なんて言わないであげてください。市役所の方も駆除作業素人ですので、手伝うことはできないのです。
 

コウモリ駆除はどうすればいいの？

 

 
実際にコウモリに棲み付かれた場合に、ご自身で忌避剤や燻煙剤を使用して家屋から排除しようとした際に、市役所へ行く必要はあります。
 
コウモリは鳥獣保護法によって守られている動物ですので、勝手に駆除作業などを行って、傷つけたり殺傷してしまうと、法を破る行為となります。そうすると、罰を科せられ、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性があるのです。
 
この罰を回避するためには、市役所で事前に「鳥獣の捕獲等許可申請書」「実施者名簿」「捕獲場所がわかる図面」などの書類を提出して、許可を貰わなければなりません。
 
そして、作業を行えるのですが、実際にはかなり作業はハードとなるため、一般の方は、無理に作業を行わずプロの専門業者に依頼して作業を行ってもらった方が良いです。
これは、コウモリを駆除した後に、住処としていた場所の清掃や消毒に侵入経路を塞ぐ作業など知識や技術も必要となるため、高齢者でなくても作業は大変です。無理に自身で作業するのではなくプロに頼ることをおすすめします。
 

まとめ

 
コウモリが家屋に棲み付いてしまって、困っている場合に、市役所に相談しに行く方は多いと思います。追い出すための作業に必要な情報であったり、作業に必要な資料などの説明は行ってくれますが、作業自体は市役所の方が行ってくれることはありませんので注意しましょう。