ネズミは繫殖力が強いので、家の床下や屋根裏にネズミが棲みついた場合、早めに駆除する必要があります。
ネズミ本体に加え、ネズミのフンも放置すると良くないというのはご存じでしょうか?
今回はネズミのフンがもたらすリスクやおすすめの処分方法を解説していきます。
ネズミのフンを放置するのはNG?
結論からいうと、ネズミのフンを放置するのは、住居や人体に悪影響を与えるため、良くないといえます。
ネズミのフンが具体的にどのような悪影響を及ぼすのか、詳しくみていきましょう。
①健康被害に繋がる恐れがある
ネズミのフンには、さまざまな寄生虫や病原菌が付着しています。
放置すると、フンからそれらの病原菌が空中に漂い、人やペットの体内へと侵入。
結果的にあらゆる症状を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
ネズミのフンから引き起こされる代表的な症状は、次の通りです。
・サルモネラ症…激しい下痢や吐き気、胃腸の不調。
・クリプトスポリジウム症…食欲不振や腹部の不調、下痢。
・ハンタウイルス症候群…高熱や出血、腎機能障害 など。
これらの健康被害は、ネズミのフンに直接触れなくても引き起こされる可能性があります。
また、一部の病原体は、ネズミのフンや尿が乾燥しても一定期間生存するため、ネズミが棲みついている場合、早めに駆除するのがおすすめです。
②住宅の価値が下がる
ネズミのフンは、人間やペットだけではなく、住居にも影響を与えます。
まず、不衛生な状態のままフンが残ると、嫌なニオイが発生します。
また、台所などでネズミがフンや尿をした場合、食品が汚染される可能性も。
それ以外にも、住居にシミができてしまう等、さまざまな影響を及ぼし、結果的に住居の価値を下げてしまうこともあります。
ネズミのフンの処分方法
では、一体ネズミのフンはどのように処分すれば良いのでしょうか?詳しく解説していきます。
①ちりとり等で集めて処分する
おすすめの処分方法1つ目は、ちりとり等で集めてゴミ袋へ捨て、処分することです。
掃除機も便利なように思われがちですが、掃除機で吸い取ると中に病原菌が蔓延し、空気として排出されてしまう恐れがあります。
フンの処理はかならずちりとり等で行いましょう。
②殺菌と消毒を徹底する
フンの処理が終わったら、フンがあった場所に殺菌スプレーを噴きかけ、殺菌、消毒するようにしましょう。
エタノールなどが理想ですが、無い場合は、キッチンハイターなどを薄めて使ってもOKです
まとめ
ネズミのフンは、寄生虫や病原菌が多く付着しているため、処分には注意が必要です。
実際に処分する際は、マスクとゴム手袋をして行うようにしましょう。
駆除やフンの処理に困っている方は、プロの業者への依頼をぜひ検討してみてくださいね。