家屋にハクビシンが棲み付くと、ハクビシンが媒介する病原菌やウイルスなどに感染する恐れもあり、健康被害を受ける可能性があります。しかし、この病原菌を感染させるのは、ハクビシンだけではありません。今回は、ハクビシンだけじゃない!駆除するべき対象はノミやダニも必須についてお伝えします。
ハクビシンが媒介する病原菌やウイルス
人間に感染する病原菌を持っていることもあるハクビシンが家屋に棲み付いた場合には、健康被害を受ける可能性があり、非常に危険な存在となるため、放置するようなことがあれば、リスクは高まります。
ハクビシンが媒介する病原菌やウイルスは、以下の様な物があります。
・SARS(重症急性呼吸器症候群)
・狂犬病
・サルモネラ菌
・レプトスピラ症
などの病気を発症する恐れがあるため、ハクビシンが家屋に棲み付くことで、感染の危険性が高まります。
これらの病気に感染すると、体に重篤な影響を及ぼす可能性があり、最悪の場合は命を落とす危険性もあるので注意しましょう。ただし、これらの問題もハクビシンだけを駆除して安心が出来るようになるという訳でもないので気を付けなければなりません。
駆除するべき対象はノミやダニも必須
ハクビシンは野生動物ですので、林や山にはたくさんのノミやダニが生息していて、ハクビシンに寄生して、家屋に棲み付いた場合には、それらの寄生虫が二次被害を齎す可能性があるのです。
ノミやダニの持つ感染症は、人にだけでなくペットにも噛み付き感染させる恐れがあるため非常に厄介な存在となります。また、ノミやダニは、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)や疥癬 (かいせん)などの病気を感染させる可能性があるため、注意が必要です。
実被害が出ていないように見えても、知らないうちに病気の元を運んできていることもあるので、ハクビシンは早期駆除して行かなければなりませし、ハクビシン駆除後には、ノミやダニも駆除しなければならないのです。
まとめ
ハクビシンはさまざまな病原菌やウイルスを媒介する動物でもあるため、家屋に棲み付かれると非常に厄介な存在となります。しかし、ハクビシンを駆除したとしても、安全が取り戻せたとは言えません。ハクビシンに媒介したノミやダニが家屋で繁殖し、被害を拡大させる可能性もありますので、しっかりと寄生虫の駆除を行わなければなりません。