野生動物が家屋や畑などに出没するようになると、人の生活に悪影響を与える可能性があるため、寄り付かせないように対処していくことは非常に重要です。今回は、ハクビシンなど害獣除けのための自家製忌避剤の作り方!についてお伝えします。
ハクビシンを寄せ付けない方法
ハクビシンは野生動物であり、警戒心が強い動物ですので、自身の天敵であったり、危険を感じる様な場所には近づかない傾向があります。
例えば、ハクビシンを狩猟するオオカミであったりアライグマが近くにいると知れば、住処を作らず遠く離れていきます。そのため、オオカミの尿であったり犬の毛をハクビシンが生息する場所付近に設置することで、ハクビシンは近寄らなくなります。
また、ハクビシンが苦手とする臭いの中には、ハーブやハッカに木酢液といった自然由来の成分が配合された忌避剤であったり、トウガラシなどの刺激臭を苦手とする傾向にあります。
これらの素材を利用して、忌避剤を作ることは難しくありません。
市販されている忌避剤もあるのですが、同じ臭いの物を使い続けてしまうと、ハクビシンは適応能力が高いことから、効果が薄れてしまいます。
そこで、自身で製作した忌避剤も使用することで、臭いに慣れさせないというのも大事なのです。
ハーブやハッカ油にトウガラシはスーパーや薬局にホームセンターでも購入できますし、ネットでも販売されています。原液を水で薄めて、散布するだけと非常に作り方も簡単です。
自家製忌避剤の作り方
自家製忌避剤の作り方は、お好みのハーブを揃え、細かく刻み、アルコールや水を加え、数日間寝かせ臭いを移します。そして、スプレーボトルに移し替え、家屋の周りやハクビシンが通りそうな、けもの道などに散布することで、忌避効果が現れます。
アルコールでの作成時は、ハーブ1に対して4の割合がアルコールで作ります。
水での作成時は、ハーブ1に対して水の割合を4で作りましょう。
また、その効果は、数日から数週間は持ちますが、雨などで流れてしまうこともありますので、数日に一度は散布することをおすすめします。
作成した忌避剤は直射日光などにあたると劣化し、空気に触れると成分も揮発しますので、保存する場合は、冷暗所や冷蔵庫内で管理しましょう。
成分に関しては、ハーブにトウガラシを混ぜたり、木酢液を混ぜるなどして、臭いのバリエーションを増やして散布して、ハクビシンが慣れないように使う事をおすすめします。
まとめ
近年、ハクビシンの個体数が増え、家屋に棲み付かれたり農作物を荒される被害が拡大している状況となります。そのため、忌避作業を行って、ハクビシンを近付けさせないことが重要となりますので、ご自身でできる対処法も行っていきましょう。その作業によって、棲み付かれる可能性は低くなります。かといって、絶対に棲み付かれないわけではありませんので、注意しましょう。
ハクビシンが棲み付いた場合には、状況を改善せず放置するような状況は好ましくありませんので、駆除作業でお困りの方はプロの駆除業者へ依頼し対処することをおすすめします。