ハクビシンが畑の野菜や果樹園の果物などを餌として食い荒らしたり、家屋に棲み付き健康被害を齎すなど、近年非常に問題視されるようになっています。今回は、ハクビシンによる被害も有刺鉄線や電気柵で家や農作物は守れる?についてお伝えします。
ハクビシンによる被害について
ハクビシンによる農作物被害であったり、家屋への棲み付き被害などが増えており、その被害に悩まされている方は少なくありません。
特に農作物被害は、約2億円と笑って済ませられるレベルの被害でもないのです。しっかりとハクビシンなどの害獣駆除を行わなければ、被害が減少することはありません。
しかし、その被害を食い止めるためには、その環境に適した忌避対策などを施して対処しなければならないのです。
忌避対策として、市販でも購入が可能な忌避剤などが知られているのですが、忌避剤の臭いは一定的な効果しかないため、効果が切れたり、適応能力の高いハクビシンが臭いに慣れてしまうと、ハクビシンへ忌避効果を与えることはできません。
有刺鉄線や電気柵で家や農作物は守れる?
ハクビシンによる被害を減少させるためには、忌避剤を散布するという手段は間違いではありませんが、根本的な解決に至らないケースもあるのです。
そのため、農作物を守ったりハクビシンを寄り付かせないためには、有刺鉄線や電気柵を設けるなどの忌避対策は必要でしょう。しかし、景観を損なう事から家屋にはこれらの設備を設置するのは難しいと思いますので、侵入経路となりそうな場所に、忌避剤を散布して、パンチングメタルを設置して入り込ませない様にするとよいです。
仮に、ハクビシンが棲み付いてしまった場合には、駆除作業が必要となるのですが、ご自身で作業するとなると、高所での作業になるため、危険性が高いので、プロの駆除専門業者へ相談し対処することをおすすめします。また、プロに依頼することで、住処とされていた場所の清掃や消毒作業に、侵入経路となりそうな場所を塞ぐ作業まで依頼が可能となり、安全で安心した暮らしを早期に取り戻すことができます。
まとめ
生息域を広げるハクビシンは、農作物被害や家屋への棲み付き被害を拡大していることもあり、忌避作業も大切です。一般的に柵を設けたりネットだけでは、効果的でない事もあるので、より効果的な有刺鉄線や電気柵を利用するのも良いでしょう。また、家屋の忌避作業としては、忌避剤とパンチングメタルで侵入を許さない状況を作り出してみましょう。