ハクビシンの個体数が増え、人家に棲み付いたり農作物を荒すことから、厄介な害獣として問題視されています。今回は、ハクビシンの平均寿命は何歳ぐらい?放置することが危ない理由についてお伝えします。
ハクビシンの平均寿命は何歳ぐらい?
近年、日本での生息域を広げ個体数を増やすハクビシンは、野生に生息するだけでなく、都心部の人が暮らすエリアにまで生息域を広げている状況です。
ここまで、生息域を広げられるのは、繁殖期に多くの赤ちゃんを出産できるだけでなく、寿命も影響していると言えます。ハクビシンの平均寿命は、野生環境であれば10年前後とされ、動物園などの飼育という環境下であれば15年や20年といった長寿なので、非常に長く生きる動物なのです。
そして、早春と晩秋の2回の繁殖期に1~5匹を生み、10ヶ月で成獣となるサイクルを考えると、ハクビシンはあっという間に個体数を増やしていく動物であることが分かります。
このように、ハクビシンを駆除していかなければ、日本で個体数を増やし生息域を広げていくのが容易いことも理解が出来るのです。
放置することが危ない理由
ハクビシンの寿命や繁殖能力の高さを甘く見たことで、現在の全国への生息域を広げ、農作物被害や家屋への棲み付き被害を増やしています。これは、資源を食い荒らされるだけでなく、健康被害をもたらす厄介な存在となるため、放置する期間が長くなればなるほど、多くの方が困ることにもなるのです。
従って、駆除対策を講じていかなければなりません。
ここで問題となるのが、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られていることにより、個人が勝手にハクビシンを捕獲や駆除すると、法律違反となり罰を科せられることになるのです。
適切な手続きを踏んで、資格などを取得してからでなければ、正しく駆除が行えません。
そうなると、駆除する件数も減りますし、対応が後手を踏むことにもなるので、被害が減少するのにも時間が掛かります。
ですので、被害を受けている方が、放置することも被害が拡大する一端を担うことになっていますので、ハクビシンによる被害を受けている場合には、プロの駆除専門業者へ相談し、一刻も早く対処してくことをおすすめします。
まとめ
ハクビシンは野生環境では約10年は生存し、年に2回の繁殖期に1~5匹、年間で最大10匹近くの赤ちゃんを産む様な状況です。この生存能力の高さゆえに、全国への被害拡大にも繋がっていると考えられます。被害にあわれている方は、放置してはいけません。さらなる被害が拡大していくことは明確ですので、被害でお困りの方は駆除作業をプロに依頼してでも対処してくことをおすすめします。