ハクビシンなどの野生動物が棲み付かないように忌避作業を行っているというご家庭は、近年増加傾向にあります。しかし、その作業も注意が必要です。今回は、ハクビシンの忌避作業も注意!飼っているペットや赤ちゃんにも影響が?についてお伝えします。
忌避作業が危険な訳
近年、ハクビシンなどの野生動物が都心部にも生息域を広げていることもあり、どのご家庭でも、いつ棲み付き被害にあったりするか分からないため、忌避作業をおこなうケースが増えています。
忌避作業は、燻煙剤や忌避剤を散布して、ハクビシンを寄り付かせないという方法や、超音波撃退器や防獣ライトを使用するといった手段があります。
これらの商品の中には、ハクビシン自体を忌避する効果があるのですが、ペットであったり、赤ちゃんなどの幼児にも悪影響を与えるケースがあるので、使用の際には、注意しなければなりません。
特に、ペットは動物ですので、人間よりも嗅覚や聴覚が敏感です。忌避剤や音波撃退器の性能がストレスを与える恐れがあるので、ペットがいるご家庭では使用しない方が良いかもしれません。また、ネズミかゴキブリかハクビシンなのか分からないけれど、被害がある場合に、殺鼠剤やホウ酸団子を使用したりする場合には、赤ちゃんや幼児が誤飲する恐れもあります。
こういった事故を起こさない様にするには、使用上の注意であったり、忌避作業ではない手段を考えなければなりません。
忌避作業だけではないハクビシンを寄り付けない方法
ハクビシンは、家屋に棲み付くために侵入経路を探したり、餌がないか家屋の周辺を散策します。ですので、ハクビシンを寄り付けない方法としては、侵入経路を塞ぐ作業を行うことが重要ですし、餌となり得る物を野外に置かない・ゴミ捨ての際には、蓋つきゴミ箱などを利用するのが重要です。
こういった、作業も忌避対策にもなりますし、ハクビシンがメリットを感じない場所には、定住しません。忌避アイテムを利用出来ないご家庭でも忌避対策は行えますので、しっかりと対策を講じていきましょう。
また、家屋の目の届かない場所から侵入するのがハクビシンなどの野生動物ですので、家屋のメンテナンスなども数年に一度は入れて、破損個所がないか調べるのも大切です。
まとめ
ハクビシンが家屋に棲み付けば、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こすことから、忌避作業は非常に大切です。忌避対策用の商品も数多く販売されていますので、使用を検討される方もおおいことでしょうが、その商品の性質などを把握して使用しなければ、大きな事故に繋がるケースもありますので注意しましょう。
仮に、ハクビシンが家屋に棲み付いた場合には、早期駆除が必要となります。駆除作業でお困りの方は、ハクビシンの救急隊へご相談ください。