全国に生息域を広げているハクビシンは、家屋にも棲み付く厄介な動物になります。また、公園や神社など人が集まる場所にも棲み付くこともあり、餌をあげたりする人もいる状況です。今回は、ハクビシンはなつく?臆病な性格のハクビシンへの対処法についてお伝えします。
ハクビシンは餌やりでなつく?
ハクビシンが近年、街中などでも姿を見かけることも増え、珍しい動物と感じることはあっても、生息していることは知っているという方も少なくはないでしょう。
そのため、野良猫に餌を与えるように、ハクビシンにも餌をおいてしまっているという方もいることでしょう。そういった行動を行っていると、ハクビシンも賢い動物ですので、毎回餌を食べにきます。
しかし、猫のように体を触らせたり、なつくような事はまずありませんので、餌やりの際に、ハクビシンが寄ってきたとしても、触ろうなどとしてはいけません。
噛み付かれたり引っ掻かれたりすれば、感染症などの病気にかかる恐れがあります。
ハクビシンに餌を与えて安全に棲み付かせる環境を作ることはデメリットでしかありませんので、注意しましょう。
臆病な性格のハクビシンへの対処法
ハクビシンに餌をあげたとしても、人がいる時には、餌を取りに来るようなことはそうそうありません。周囲を警戒して人の気配が無くなってから食べに来るので、警戒心が非常に強い動物となります。また、食事中に人間が近づけば、逃げていくほど臆病な性格を持っています。ただし、なかには人馴れしているハクビシンもいますので、近づいても逃げないからと言って、安易に近づかない様にすることも大切です。
そして、ハクビシンへの対処法としては、まず餌などをあげてはいけません。
繁殖力の高いハクビシンが安全と感じる環境で巣作りして、子供を出産していくと、あっという間に個体数も増え、民家などへの被害も拡大していく可能性が高いため、安全な場所だという意識を植え付けるのは問題行動なのです。
ですので、ハクビシンが近隣に棲み付くような事があれば、いつ被害を受けてもおかしくはありませんし、餌やりをしたことによって、周辺に住んでいる方の家に棲み付く恐れも考えられます。そういったトラブルを引き起こしてしまうと、駆除作業が不可欠となりますので、注意しましょう。
対処法としては、忌避剤などを散布することであったり、狩猟免許を取得している方がいれば、箱わなを設置して捕獲し、個体数を減らすしかありません。また、ゴミの捨て方も、蓋つきゴミ箱などを利用して、餌となり得る物を奪わせない様にしましょう。
そういった一つ一つの活動が、ハクビシンを寄り付かせない状況を作り上げていきますので、取り組んでいくと良いです。
まとめ
ハクビシンは近年、日本中どこにでも生息する害獣として厄介視されています。
しかし、その可愛らしい見た目に餌やりをしてしまう方もいるようです。野良猫ではありませんので、なつくことはありません。また、病原菌などを保有していますので、引っ掻かれたり噛み付かれると非常に危険ですので、エサやりなどは行わない方が良いです。
ハクビシン駆除でお困りの方は、ハクビシンの救急隊へご相談下さい。