ハクビシン対策のために利用できるネットやライトの効果

 
ハクビシンが畑であったり家屋に侵入すれば、人にとって大きな被害を受ける事にもなります。そのため、しっかりと忌避対策や近付けない様にすることが重要です。今回は、ハクビシン対策のために利用できるネットやライトの効果についてお伝えします。
 

ハクビシン対策のために利用できるアイテム

 
ハクビシンは、全国的に被害を拡大している害獣です。
一度、畑をターゲットとされてしまうと、果物などの好物だと何度も足を運び大きな被害にも繋がりますので、寄り付かせないための対策を講じていかなければなりません。
 
100均でも購入できる園芸用ネットなどポリエチレンが素材の物は、ハクビシンなどの牙であれば切り裂くこともあるため、完全に防げるとは限りませんし、大型のシカやイノシシが生息する地域では、簡単に噛み破られてしまいます。その後に小型動物などが入ってくるケースもありますので、被害に遭われてしまった場合には、害獣用のネットなどでは効果が低い可能性があります。
 
続いてセンサーを伴ったライトですが、これは、人や動物などが通ると反応しライトが点灯して、驚かせるというものなのですが、光だけで驚かせられるのは最初の数回です。明るくなった後に、他の罠や人がいないことが分かれば、気にしなくなります。
 
そして、一般的なご家庭や畑など幅広い環境で利用される事の多いアイテムである忌避剤は、ハクビシンが苦手とする臭いをさまざまな場所に散布し、ハクビシンを寄り付かせない様にするというアイテムになります。最初は大きな効果を齎すでしょうが、臭いに慣れてしまい有害ではないことに気が付けば、お構いなしに侵入します。
 
これらの、販売されているハクビシン対策のグッズはいずれも一時的な効果しか得られません。利用の際は注意しましょう。
 

ハクビシン対策に効果を持たせるためには?

 

 
野生動物の多くは、賢く学習能力が高いということを把握しておかなければなりません。
忌避剤や燻煙剤もひと時の臭いであり、その効力が無くなれば戻ればよいと考えています。もちろん、帰巣本能が備わっているからであるとも言えるのですが、餌場に関しても、何かの変化が起これば、警戒心は強まりますが、安全と分かれば被害は続くことでしょう。
 
そのため、忌避剤などの効果が切れる物や防護ネットなどの破損してしまう物は、頻繁に散布したり、壊れていないか確認することが重要です。家屋に侵入させたくないという事であれば、侵入経路となる通気口などはパンチメタルなどの鉄製の物で塞ぐなど、強固な物にするなど考えましょう。また、壁の隙間などからも侵入してきますので、家屋の健康状態も数年に一度など修繕依頼を行った方が良いでしょう。
 
もし、ハクビシンに棲み付かれてしまった場合には、ハクビシンの救急隊へご相談下さい。プロのスタッフが害獣駆除を行わせていただきます。
 

まとめ

 
近年、野生動物による農作物の被害や家屋に棲み付くトラブルは増加傾向にあり、悩まされている方は多い状況です。忌避対策は非常に重要でもあるのですが、完璧に防げる様にするというのは、非常に困難でもあります。忌避剤や園芸用・害獣用ネットなどを利用するだけでも防護にはなりますが完全ではありません。被害に遭った際には早急にプロの駆除業者へ相談し、対処していくことをおすすめします。