ハクビシン駆除に使用されるくん煙剤に含まれる成分

 
ハクビシンが家屋に棲み付いた際に、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こすこともあり、くん煙剤を使用して追い出すことを検討される方も多いことでしょう。今回は、ハクビシン駆除に使用されるくん煙剤に含まれる成分についてお伝えします。
 

くん煙剤について

 
くん煙剤は、バルサンやアースレッドにおふろの防カビくん煙剤といった商品をドラックストアやホームセンターで目にしたことがあったり、名前は知ってるという方も多いことでしょう。
 
大抵は、ネズミ駆除にゴキブリ駆除やお風呂のカビを駆除するための商品となり、ハクビシン駆除に使えるの?といった疑問を抱く方も多いでしょうが、ネズミ駆除などに含まれている成分はハクビシンなどの動物にも効果はあります。
 
人間よりも、数倍嗅覚の良い動物に対して効果的な製品ですので、くん煙剤の煙や臭いに驚いて、家屋から逃げ出すことになるので、一般の方でも使用しやすい駆除アイテムとなります。ただし、燻煙剤に含まれている成分は、ペットなどにも影響を及ぼすので注意して使用しなければなりません。
 

くん煙剤に含まれる成分

 

 
くん煙剤には、害獣や害虫を駆除するための成分が含まれているため、人やペットへ影響する恐れがあります。もし、人やペットが煙を吸い込んでしまうと、体調を崩す恐れがありますので注意しなければなりません。
 
燻煙剤に含まれている成分には以下の様なものがあります。
・メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)
・d・d-T-シフェノトリン(ピレスロイド系)
・フェノトリン(ピレスロイド系)
・アミドフルメト(トリフルオロメタンスルホンアミド系)
・プロポクスル(カーバメート系)
・天然琉球ハーブ(月桃)エキス
・天然ハッカ油
など
 
これらの成分は、接触毒や胃毒として作用する成分や神経系に影響を与えるなど、毒素が強くなりますので、使用する際には、注意しなければなりません。また、使用後は換気して、煙をしっかりと逃がすことが大切です。
 
また、燻煙剤を使用するメリットは、ハクビシンを追い出すことだけでなく、ノミやダニといった寄生虫の駆除にもなるので、侵入後の作業をやり易くしてくれるといったメリットもあります。
 

まとめ

 
くん煙剤はさまざまな種類の害虫や害獣に効果を与えることができるため、ご自分で駆除作業を行う際には、有効なアイテムとなります。ただし、使用する際には、その成分が人やペットにも影響を与える恐れがありますので、使用上の注意を守って利用することをおすすめします。