ミツバチは、スズメバチの様な攻撃性はないと考えられています。しかし実際には、ミツバチも毒針を持ち刺される可能性があるハチの種類となります。今回は、ミツバチは安全?ミツバチ駆除に大切な知識とルールについてお伝えします。
ミツバチは安全?
ミツバチは養蜂され、私達の生活においても大切な昆虫となります。
しかし、実際に家屋の軒先であったり壁の隙間などに巣作りされてしまうと非常に危険な害虫となってしまいます。
これは、ミツバチの生態がオオスズメバチなどの生態と異なり、ミツバチは女王蜂だけでなく働き蜂(メス蜂)やオス蜂も越冬するため、巣作りが一年で終わらない生物だという事です。
そのため、春先の暖かくなった時には、数千、数万匹の働き蜂を抱えた巣へと成長している可能性もあります。それだけ大所帯となれば、危険性は増します。攻撃性は強くはありませんが、蜂の巣などに寄って刺激を与えてしまえば、どれだけの働き蜂に襲われるか分からないのです。もちろん、ミツバチも毒針を持っているため、生死に関わる問題にも変わってきます。
ミツバチ駆除に大切な知識とルールについて
ミツバチは春から夏にかけて、分蜂(ぶんぽう)と呼ばれる群れでの引越しをしますが、この分蜂群をあえて駆除しようとしなくても大丈夫でしょう。
この分蜂は、新たに生まれた女王蜂により急増したミツバチたちが、旧女王蜂とともに半数ほどの群れに分かれ、元いた巣から新しい巣へと移動する行動ですので、基本的には、危害を加えない限り襲われる可能性は少ないとされています。
近年、ミツバチの数も減っているということもあり、無暗やたらに駆除しましょうといった状況でもありませんが、家屋に棲み付かれてしまった場合は、別です。安心した暮らしを送ることが出来なくなってしまいますので、しっかりと駆除していきましょう。
これは、刺されない様にするのとは別に、蜂の蜜に寄って来るアリなどの二次災害を引き起こす害虫が、家屋にもダメージを与える恐れがあるため、駆除をした方が良いのです。
ただし、ご自身で駆除しようとするとなると、非常に危険な作業となる可能性が高いため、プロの専門業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
ミツバチは、オオスズメバチなどよりは攻撃性は高くはないモノの、毒針を持つ蜂ですので、刺されればアナフィラキシーショックなどを起こす可能性はあります。そのため、むやみやたらに刺激をしないことが大切です。また、家屋に棲み付いてしまった場合には、早い段階で駆除を検討することをおすすめします。1年中通して巣を大きくする蜂ですので、巣の大きさも蜂の数もあっという間に増えていく為、一年放っておくだけで、かなり住まいとしても危険な状況へ追い遣られてしまいますので、家屋の周りで巣を見つけた場合は、早急に駆除を行うことも大切です。