アライグマは、非常に繁殖能力が高い動物として知られ、近年では都心部でも生息が確認されている害獣でもあるため、駆除が必要とされています。今回は、一夫多妻制で増え続けるアライグマを駆除した方が良い理由についてお伝えします。
一夫多妻制で増え続けるアライグマ
アライグマの繁殖性は高く、放置してしまうと、あっという間に個体数が増え、被害が拡大するとされています。
アライグマは一夫多妻制で、オスは交尾期に複数のメスと交尾をして、子孫を残そうとします。また、メスも交尾期に妊娠しないと、別のオスと交尾をして、妊娠・出産します。
そして、出産期の4~6月間に一度の出産で3~6頭の子供を出産し、満1際になる頃には出産が可能となり、2歳以上になると100%の確立で妊娠が可能と環境省が発表しています。
その他にも、環境省モデル事業報告書では、年48%の増加率で増えると試算されており、10頭のアライグマが放置された場合には10年後には約500頭、20年後には25,000頭を超える計算を算出するほど、繁殖能力が高いのです。
アライグマを駆除した方が良い理由
アライグマの駆除が必要となるケースは、家屋や工場などの建物に棲み付いた場合には、健康被害や建物の寿命にも関わってくるなど、様々なトラブルを引き起こすきっかけになりますので、発見した場合は忌避や駆除しなければなりません。
ただし、アライグマは鳥獣保護法によって守られている動物ですので、傷つけたり殺傷することが狩猟許可書を取得していなければならないや、市役所や自治体への申請が必要などの決まりごとがあります。ご自身で作業する場合には、注意しなければなりません。
そのため、ご自分で駆除作業を行うのが難しいと感じた場合には、プロの専門業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。捕獲駆除だけでなく、棲み付かれていた環境の清掃や消毒作業、再度侵入されないために侵入経路を閉ざす作業まで依頼できますので、安全的に対処したいと言う場合はプロに頼りましょう。
まとめ
アライグマは繁殖能力が高いため、駆除せずに放置してしまうと、あっという間に被害は拡大していきます。そのため、早期駆除作業が必要となるのですが、可愛らしいから放置してしまうといったご家庭もあります。ですが、その行動によって被害は拡大していくことが予測されます。害獣に棲み付かれてしまった場合には、早急に駆除依頼をすることで、被害を食い止めることが可能となりますので、周りに被害を拡大するのではなく、食い止める行動を行いましょう。