一時的な効果しかない忌避剤や燻煙剤でハクビシン駆除はできる?

 
ハクビシンによる被害が拡大する昨今、ご自分で駆除作業や忌避作業を行う方も少なくはありません。しかし、なかなか上手にいかず苦戦する方も多いのです。今回は、一時的な効果しかない忌避剤や燻煙剤でハクビシン駆除はできる?についてお伝えします。
 

忌避剤や燻煙剤は一時的な効果しかない?

 
ハクビシンが家屋に棲み付いた場合に、使用されることの多い燻煙剤や近付けないための忌避剤は、ホームセンターや薬局にネットショップで安価に購入が出来る事もあり、一般の方が利用する事の多いアイテムとなります。
 
しかし、その商品の効果であったり、効果的な利用方法を知らずに使用すると、ハクビシンを駆除できない可能性があるため、気を付けなければなりません。
 
まず、忌避剤は、数日間程度の効果しかない商品が多く、何度も散布して忌避しなければなりません。また、忌避剤の臭いにハクビシンが慣れてしまうと、忌避効果が得られなくなるので、使用する忌避剤の種類であったり臭いを変えなければ忌避効果を与える事が出来ません。
 
燻煙剤に関しましては、煙タイプや霧タイプを使用してハクビシンを住処から追い出し、追い出したのちに侵入経路を閉ざすということなりますが、子育て中のハクビシンは子供を守るために、逃げ出さなかったりします。また、燻煙剤は風通しの良い環境や奥まったところに巣があると、煙が届かないことがあります。
 

ハクビシン駆除はどうするべき?

 

 
忌避剤や燻煙剤も、知識や技術がなければハクビシンに効果を与えることはできません。
そのため、安価に利用が出来るからといって、駆除作業や忌避作業が簡単という訳ではないので、使用するのであれば、まずはどのような効果が期待でき、どう設置するべきかを理解する必要性があります。
 
また、使用することでリスクを齎すこともあるといった知識がなければ、罰を科せられる事もあるので、気を付けなければなりません。これは、ハクビシンが鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、殺傷してはいけないという法があるのです。作業する際には、自治体や役所への申請なども必要となるため、何も知らないではいけません。
 
そして、時間がなく自身では対応するのが難しいと言う方は、プロの駆除専門業者に頼ることをおすすめします。駆除作業や侵入経路を閉ざすといった作業依頼が行えますので、不安な方は相談すると良いでしょう。
 

まとめ

 
ハクビシンの被害が拡大していることもあり、ご自身で忌避作業や駆除作業を行うと言う方も少なくはありません。しかし、その忌避剤や燻煙剤の効果的な使い方などの知識がなければ、ハクビシン駆除は行えません。しっかりと商品の性能や効果的な使い方を理解して、使用しましょう。