不意に出会って襲われるおそれがある?アライグマ駆除の注意点

 
アライグマは一般的には臆病で、自然界では人間に遭遇すると逃げる傾向があります。しかし、近年では都市部や郊外でアライグマが頻繁に見られ、人間との接触が増えており、凶暴化しつつあります。今回は、不意に出会って襲われるおそれがある?アライグマ駆除の注意点についてお伝えします。
 

不意に出会って襲われるおそれがある?

 
近年、個体数を増やし、生息域を広げるアライグマは、人間に慣れつつあり、餌を求めて住宅地に出没するケースがあります。その際に、思わぬ衝突や危険な状況に発展することがあります。
 
アライグマは一般的には夜行性で、人と直接対峙することは少ないですが、ゴミ捨て場や庭、屋根裏などに棲み付いている場合には、昼間でも遭遇することがあります。
通常近づかなければ、威嚇してくることは少ないのですが、危険を感じると身を守るために攻撃に転じることがあります。
 
特に、巣にいるアライグマの赤ちゃんや子どもを守ろうとする場合、非常に攻撃的になるため近寄らないことが大切です。
また、アライグマは急な動きや大きな音に驚くと、攻撃的な行動を取ることがあります。屋根裏などの狭い空間や逃げ場のない場所では、身を守るために噛み付いたり引っ掻くことがあります。
 
そうなると、狂犬病などの病原菌やウイルスに感染する恐れがありますので、注意が必要です。
 

アライグマ駆除の注意点

 

 
アライグマが棲み付いた場合、駆除や捕獲を検討しなければなりません。
しかし、無計画に駆除を行うと、アライグマが攻撃的になり、被害が拡大する可能性があります。
 
アライグマは屋根裏や物置、庭の木の中などに巣を作ることがあります。
特に子育て中のメスは攻撃的になるため、巣を見つけた場合は慎重に対応する必要があります。巣を取り除く際には、母親と子どもを分けて駆除や捕獲しないようにする必要性があります。母親のアライグマが巣床に戻ってきたとき、子どもがいないとパニックに陥り、攻撃的になることがあるためです。
 
適切なタイミングで駆除する必要があるため、駆除作業が必要となる場合には、プロの駆除業者へ依頼して、対処してもらう事をおすすめします。知識や技術がないと大怪我をする可能性が高いので、プロの力に頼りましょう。
 

まとめ

 
アライグマとの不意の遭遇は、特に彼らが驚いたり巣を守ろうとしている場合に危険を伴います。アライグマが襲ってくる可能性があるため、無計画な駆除は避け、専門業者に依頼することが推奨されます。また、棲み付かれないように、エサ場を作らせない工夫も大切です。ご自分で駆除を行う場合は、法律に基づいた適切な方法で行うことが必要となりますので、自分では作業できないという方は、放置するのではなく、プロに依頼して早期駆除を目指しましょう。