アライグマが日本全国に生息していますが、外来種であることを忘れてはいけません。外来種が増えれば、在来種が絶滅する恐れもあり、生態系にも大きな変化を与えてしまうのです。今回は、個体数が増える原因は群れない事?アライグマによる被害についてお伝えします。
個体数が増える原因は群れない事?
アライグマは、1970年代に日本に輸入された外来種です。
動物園で飼育されていたり、家庭用のペットとして輸入されたのですが、動物園から逃げ出したり、ペットとして懐いてくれるわけでもなかったため、捨てられることもしばしばあったとされています。
そして、攻撃的で凶暴な性格により、日本古来より生息する在来種などを餌として生息域を広げていったのです。また、アライグマは群れを成さない動物で、繁殖期にのみペアを形成して、個体数を増やしていく動物なのです。
一度の出産で1~6匹の子供を生み、成長せず死んでしまった場合には、再度繁殖し、人間が駆除しなければ、その個体数が劇的に減ることは無いとされています。しかし、群れないことから、罠を張り駆除作業を行っても、複数頭のアライグマが捕まる様な事はないため、大きな効果は見込めないのです。
アライグマによる被害
アライグマの被害が拡大している昨今、家屋に棲み付かれる被害も増えている状況です。
この被害の厄介なところは、家屋で生活する人の健康被害が著しく悪くなることになります。アライグマが媒介する病原菌やウイルスは、人に影響を与え、喘息や頭痛などから、命を奪うような厄介なものも存在するため、棲み付かれることがデメリットでしかないのです。
また、棲み付かれている期間が長引けば、家屋の老朽化に繋がり、資産価値も下がってしまうので、早期駆除が不可欠なのです。
しかし、アライグマは、鳥獣保護管理法によって守られているため、ご自分で駆除するとなれば、自治体や役所への申請手続きが必要となりますし、箱わななどのアイテムで駆除・捕獲するとなれば、狩猟免許の取得が必須となるので、ハードルが高いと感じられることでしょう。
ですので、アライグマに棲み付かれてしまった場合には、プロの駆除業者へ依頼して対処するのが一般的です。棲み付かれてしまったことに気が付きましたら、アライグマの救急隊へご相談下さい。プロのスタッフが駆除作業を行わせていただきます。
まとめ
アライグマは、日本全域に生息する外来種です。群れで行動しないことから、個体数が劇的に減らず生息域を広げていますので、被害が拡大している状況でもあります。
アライグマによる被害を受けていましたら、プロの駆除業者へ依頼して対処することで、さらなる被害を食い止める事にもつながります。放置せずに、駆除する道を選ぶことをおすすめします。