アライグマが日本に輸入されてから約50年。その間に、アライグマは全国に分布されるほど繁殖の域を強めていきました。そして、非常に厄介な害獣にもなってしまっています。今回は、全国に分布!アライグマの駆除が困難となりつつある理由についてお伝えします。
全国に分布するアライグマ
アライグマは、1970年代にテレビアニメの影響により人気が出て、注目されました。
そして、全国の動物園などで飼育されるようになり、ペットとしても輸入されることとなりました。
しかし、アライグマの性格は攻撃的で凶暴でもあり、懐くようなペットではありませんでした。そのことから、飼い主の手にもあまり、捨てられてしまうことが多かった様です。
そのため、野に放たれたアライグマたちは繁殖行動を行い、全国的にその生息域を広げ、現在の推定個体数は不明とされていますが、数万頭は生息していると考えられています。
このアライグマを野放しとしていることは非常に問題でもあるのです。
アライグマは雑食性であり、果物や小動物に魚などを捕獲して餌とする特徴がありますが、近年では農作物や鶏舎が狙われることも増え、経済問題にも発展しています。
アライグマの駆除が困難となりつつある理由
アライグマの生息域が全国に広がったのは2008年頃とされています。
そして、個体数も数万頭と言われていることもあり、1匹2匹駆除したとしても、その被害が減ることはないでしょう。
しかし、その小さな行動を行わなければ、勢力を拡大し、在来種の動物などが絶滅危惧種と変わっていくのも時間の問題ですし、農作物等の被害も拡大の一途を辿ることでしょう。
従って、現在出来る限り駆除などを行っていかなければなりません。
例えば、家屋に棲み付いたアライグマなどは、プロの駆除専門業者へ相談し対処することで、間引いて行くことは可能です。ご自分で対処するとなれば、追い出す事が精一杯で捕獲までは、狩猟免許などが必要になるなどハードルも高いので、生態系などにも配慮して捕獲駆除をするとなれば、駆除業者へ依頼して対処してくことをおすすめします。
まとめ
全国的に分布するアライグマによる被害は、近年問題視される様になっています。
しかし、自然に生息しているアライグマを捕獲し駆除していくのは簡単ではありません。一方で、家屋に棲み付いたアライグマを捕獲し、駆除していくことはまだ、やり様があります。狩猟免許を取得しご自身で罠を掛け捕獲するといった手段もありますが、現実的ではありませんので、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらうことが重要です。
そして、そうすることが、全国的な被害を少しずつ減らしていく、きっかけにもなっていきます。