茨城・群馬・栃木といった北関東でも近年、アライグマが生息域を広げ、さまざまな被害を齎している状況です。その被害を食い止めるには、個々の努力も必要となります。今回は、北関東でも被害が拡大中!アライグマの被害を抑える方法についてお伝えします。
アライグマによる被害について
アライグマが生息域を広げる昨今、畑や果樹園などの農作物被害が拡大している状況となります。また、個体数が増え、生息域が広がったことで、農村などだけでなく、都市部にも生息するアライグマもおり、家屋への棲み付き被害なども増加している状況です。
農作物を荒された場合には、経済被害を受け、家屋に棲み付かれた場合には、健康被害や家屋の老朽化を早めるといった問題を齎すため、アライグマの存在は大きなデメリットとなります。
そのため、しっかりと忌避対策を講じていかなければならないのです。
一般の方でもできる方法と、知識や技術がなければ、対処できない忌避対策もありますので、ご自分で可能な範囲で対策を講じることも重要です。
アライグマの被害を抑える方法
アライグマによる被害を抑えるためには、さまざまな手段があります。
一般的な忌避対策としては、忌避剤を散布したり、防獣ライトで追い返すといった手段があります。これらは、市販されている商品を利用すれば、簡単に設置・利用が可能です。
ですが、これらは一時的な効果であり、アライグマが慣れてしまっては効果が無くなるので、完全な忌避対策とはなりません。
そのため、いつアライグマによる被害を受けるかも分からないのです。
ですので、アライグマによる被害を抑えるのであれば、捕獲・駆除作業を行うことが重要です。個体数が減らない限り、被害は無くなりません。
箱罠などを設置して、アライグマを捕まえることが重要となります。
ただし、アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、勝手に捕獲・駆除作業を行う事が出来ません。
作業する場合は、自治体や役所での申請手続きを行わなければなりませんし、罠を設置するとなれば狩猟免許がなければ作業出来ないのです。従って、早期駆除は難しいですし、知識や技術も必要ですので、一般の方にはハードルが高い作業となります。
そこで、被害を抑えるためには、プロの駆除業者へ依頼し、対処してもらうしかありません。プロへ依頼するメリットは、捕獲・駆除だけでなく、作業後の清掃や消毒作業に、侵入経路を塞ぐ作業まで依頼が出来ます。安全にアライグマからの被害を食い止めることが出来ますので、被害で困っている方は、プロに相談しましょう。
まとめ
アライグマはさまざまな環境に適応し、生息域を広げている害獣です。
この害獣を忌避することも大切ですが、いつ家屋などへの被害が齎されるか分かりません。そこで、被害を縮小させるということを考えると、アライグマの個体数を減らすしか手段はないので、忌避対策だけでなく、プロの駆除業者に依頼して対処していくことが大切になっていきます。