全国的に個体数を増やし問題となっているハクビシンは、家屋にも棲み付くことがあり、屋根裏や床下に巣作りします。また、夜行性という事もあり、ドタバタ走り回り、睡眠不足などに陥る方もいます。今回は、夜中に大運動会を始める害獣のハクビシン!駆除に必要な知識についてお伝えします。
夜行性のハクビシン
ハクビシンは、穏やかで臆病な性格をしていることから、危険性を感じない限り噛み付いたり、引っ掻いたりはしてこないとされています。ただし、これが住処を追い出されるような状況であったり、赤ちゃんを産んだばかりの状況では話が変わってきて、非常に獰猛で、いつ攻撃をされるか分かりません。
また、ハクビシンの生態は夜行性ということもあり、人が寝静まった頃に活動を始めたりすることが多く、屋根裏でバタバタ暴れたりすることも少なくありません。そのため、駆除せずに放置を続けてしまうと、うるさくて寝不足となり、日中の活動に影響を及ぼしてしまうなどの問題にも発展しかねません。
従って、ハクビシンに棲み付かれることで、怪我であったり健康被害を受ける可能性があるので、しっかりと対処して行く必要性があります。
ハクビシンの駆除に必要な知識
ハクビシンは、一般的に駆除作業をご自身で行おうとした場合には、捕獲の許可や狩猟の許可が必要となります。これは、ハクビシンが鳥獣保護管理法によって保護されている動物のため、許可を持たない方が勝手に駆除してはいけないと法で定められているので、むやみやたらに危害を加えることが出来ないのです。
許可自体は、自治体への申請や試験を受験し合格することで、取得することは可能です。
ただし、箱罠などは、数万円の費用が必要となり、設置する罠も一つだけでは効果が薄いこともあり、複数個設置するとなれば、その時点で10万円などの出費が必要となるので、駆除するのも大変なのです。
これが、農家を生業にしているご家庭などであれば、自身の農作物への被害をなんとしても守ろうと、他の害獣駆除のためにも資格を取得する事はあります。
しかし、これらの労力や時間を掛けて捕獲するのは無駄な努力とも言えます。
なぜなら、棲み付かれるのは、1回あるかないかの状態で、多くの時間や労力に費用を掛けても、もう一度棲み付かれないような対策を講じれば、その資格は、職業にしない限り不要となります。ですので、一般的にはプロの駆除業者へ依頼するといった手段が取られるのです。
プロに依頼すると費用は掛かりますが、ハクビシンなどの害獣を駆除した後に、侵入経路を塞ぐや清掃に消毒といった、精神的負担のかかる作業や再発防止策まで対処してくれるので、費用対効果は自身で行うより、はるかに良いと言えます。
まとめ
夜行性のハクビシンは、夜中に活動することが多いため、棲み付かれ騒々してく睡眠障害を起こす方も中にはいます。また、そのまま放置して良いことは何一つとしてありませんので、早急に対処するべきです。
しかし、鳥獣保護管理法によって守られていますので、間違っても自治体などで申請を行わずに作業を行わないでください。これは、法律を犯す行為となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられるおそれがありますので十分に注意しましょう。