害獣のハクビシンはペットになる?育てるのが難しい理由

 
ハクビシンは害獣として駆除される野生動物ですが、適切な手続きなどを行うとペットとして向かい入れる事もできるとされています。今回は、害獣のハクビシンはペットになる?育てるのが難しい理由についてご紹介します。
 

ペットに出来る害獣のハクビシン

 
ハクビシンは地域によっては、ペットとして向かい入れることができる野生動物です。
鳥獣保護法によって、ハクビシンを捕獲するには自治体や役所の許可が必要となります。そのため、多くの地域においては、飼育を禁止されています。
 
ただし、飼育に関する許可は、各都道府県の環境局や市区町村の保健所に生涯飼育許可を申請することで、自治体によってはペットとして飼うことができるケースもあります。
 
ペットショップなどでは販売されていませんので、野生のハクビシンを捕獲して飼うことになるのですが、ハードルが高いため、かなりペットとして向かい入れるのは難しいとされています。特に、成獣ですと非常に獰猛な性格ですので、捕獲したのが赤ちゃんでないと懐いてくれない様です。可愛いのは赤ちゃんの時だけで、大人になると懐かなくなるや狂暴になるとされています。
 
寿命が15年から20年とかなり長いので、生涯見届けられる自身のある方だけが、ペットとして飼う事を許される動物と言えます。
 

やはり害獣としてのイメージの方が強い?

 

 
ペットとして飼うには、非常にハードルが高く、大人になると懐かなくなるため、ペットとして向かい入れるのは難しいとも考えられます。
 
山道などで赤ちゃんを拾い育てようとして、手続きなどを行い飼える様にしたとしても、大人になり、懐かなくなってしまって、山に戻すなどの行為は認められませんので、無暗に育てようとは思わない事も大切かもしれません。
 
仮に、ペットとしてではなく、家屋に棲みつかれてしまうと、健康的被害や家屋の老朽化にもつながり、非常に厄介な問題に発展してしまう事もあります。これが、現在害獣として問題視されている理由です。
 
ですので、ペットではなく棲みつかれてしまった場合には、早急に駆除していかなければなりません。この際にも、鳥獣保護法によって守られているので、作業を行うのにも手続きなどが必要となります。
 
駆除が困難であったり、可哀相という意識を持たれている方は、プロの駆除専門業者へ依頼して作業を行ってもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
ハクビシンは、野生動物の中でも珍しくペットにすることができる可能性のある動物です。
しかし、その飼いにくさは、愛護動物とは違いますので、むやみやたらに飼ってみようという気持ちは持たない方が良いでしょう。