日本には多くの野生動物が生息しており、日本古来から生息している在来種だけでなく、海外から持ち込まれた外来種も多く生息しています。しかし、その外来種が問題にもなっているのです。今回は、害獣はいつ日本に来た?アライグマやハクビシンといった外来種についてお伝えします。
害獣はいつ日本に来た?
日本に生息する動物の中には、海外から持ち込まれてしまった外来種も多く生息しています。そして、それらの外来種は生息競争に勝ち、日本の在来種を捕食し、広範囲へと生息域を広げているのです。
また、それの何がいけないのか?弱肉強食という言葉を知っているからこそ、仕方がない事と考えるでしょうが、在来種が生息域を追われていくことで、生態系が変わり、環境の変化によって、農作物などにも影響を与えるため、人間にも多大な損害を生み出す恐れがあります。
そして、問題視される外来種の害獣は、いつ日本に持ち込まれたのかというと、大抵が1900年代後半となります。海外との国交が増え、輸出入も盛んに行われるようになっただけでなく、生態系や環境問題への意識が低かった頃に持ち込まれたのです。
それらの外来種の中には、ペットとして輸入されたケースもあるのですが、懐かない動物も多く、飼い主の手にあまり、捨てられてしまうことも多かったため、現在の害獣問題の起因にもなっていました。
アライグマやハクビシンといった外来種
海外から輸入されたアライグマやハクビシンも、現在では日本全国に生息する害獣として問題となっています。また、これらの害獣は、人の住む家屋に棲み付くなどの問題も起きているため、駆除作業も不可欠となっています。
また、家屋に棲み付かれるデメリットとしては、健康被害に家屋の老朽化といった問題にも発展してしまうので、放置して良い問題でもありません。
しかし、外来種の多くは鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、むやみに駆除が行えません。駆除や捕獲するにも、ルールがあり、役所や自治体への申請手続きや狩猟免許の取得が必要です。
個人で駆除作業するのは大変ですので、被害で苦しんでいる方は、プロの駆除専門業者へ相談し、対処してもらう事をおすすめします。
まとめ
アライグマやハクビシンなどの外来種は、些細な事から日本に持ち込まれ、繁殖していき現代の外来生物として問題視される状況へと発展しています。
これ以上、その生息域を広げられたり、個体数が増えてしまうことで、生態系に変化を与えてしまうため、私たちの生活にも多大な損害を齎す恐れもあります。
ですので、しっかりと駆除・捕獲し、猛威を食い止めて行く必要性があるのです。