害獣ネズミは侵入される前に阻止!棲み付かれない環境づくり

 
飲食街でネズミを見かける機会が増えた昨今ですが、家に棲み付くほどの身近な生物といった印象を抱く人は少ないでしょう。ネズミは棲み付かれる前に防止することも大切。今回は、害獣ネズミは侵入される前に阻止!棲み付かれない環境づくりについて紹介していきます。
 

ネズミが棲みやすい家の特徴

 
ネズミがなぜ、わざわざ人間の住む家屋を選んで巣作りするのか。
そこには「棲みやすさ」が影響しています。
 
ネズミが巣作りに選ぶ環境は主に3つです。
 
・エサが豊富
ネズミは寒い時期ですと1日食料にありつけないと餓死してしまうこともあります。
どんな生物でも、生きるためには食べ物を口にしなければならず、食料が豊富な人間の住居はネズミにとって過ごしやすいのです。
特に、密閉された容器に食べ物が保管されていない、食べこぼしが放置されているといった簡単に食べ物が手に入る家庭というのは格好のネズミの棲み処となるのです。
 
・外敵がいない
ネズミは外にも巣を作ることができますが、人間が住まう家というのは、人間以外、敵となる生き物はいません。そして、ネズミは寒さに弱い生き物です。寒さをしのぐことができ安全な環境で食べ物を手に入れられるため、ネズミにとっては快適な住まいとなり、屋根裏や床下などに巣を作ってしまうのです。
 
・巣材が簡単に手に入る
ネズミは巣を作る時、雑誌や衣類にダンボールなど、人間の住居に必ずあるようなものを巣材として用いります。そのため、ディッシュペーパーや紙ごみが散乱している家屋は、巣材の宝庫となりネズミに好まれてしまいます。
 

棲み付かれないためには清潔な環境

 

 
ネズミが棲み処として選ぶのは、食べ物や巣材が豊富な住居です。
そのため、格好の棲み処とならないために、こぼれた食べ物を放置しない。いらない紙類は処分するなど、こまめな清掃を心掛けるというのがポイントになります。
 
また、ネズミは環境の変化に敏感な生物。ネズミの通り道には糞尿が散らばっているため、頻繁に取り除くことで環境の変化を起こし、警戒心の強いネズミに「安全でない場所」とアピールこともできます。さらにネズミは人間と遭遇しないように高い場所や死角を移動するため、整理整頓を行いネズミの移動通路となる死角を作らないというのも寄せ付けない防止策としては効果的です。
 
侵入させないという点においては、破損した家の隙間などの修復、出入り口となりそうな箇所をパテで穴埋めするといったことも忘れてはいけません。
 

まとめ

 
ネズミが棲み付くことで健康的であったり、経済的な被害を受けることになり、駆除するのも簡単ではありません。駆除するよりも侵入を食い止める方が安全で、難しいことではないため、棲み付かれないようにネズミが割に合わないと感じるような環境を作り上げておきましょう。