ネズミ、イタチ、ハクビシンなど都心部にも現れるようになった害獣。室内で糞尿をまき散らしたり、エサを漁るだけではなく、庭を荒らすこともあるのです。今回は、害獣被害に注意!庭の穴はネズミ?イタチ?ハクビシン?について紹介していきます。
庭の穴はネズミのせい?
お庭はガーデニングや家庭菜園などで大切に使用されている方も少なくありません。
そこに突如、謎の穴が現れれば不安になることでしょう。
お庭に穴をあける害獣はネズミだけではありませんが、どの動物であっても早めの対処が必要となりますので害獣の仕業でないか確認してみましょう。
・ネズミ
家屋に現れるネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類ですが、穴を掘って巣穴を作るのはドブネズミとハツカネズミ。比較的浅い穴を掘り、暖を取るためにダンボール、木の葉、布切れといった巣材を持ち込みます。
・アナグマ
アナグマは名前の通り、穴掘りを得意とする動物です。
ハクビシンと似ているアナグマ。ハクビシンよりも尾が短いのが特徴。
土の中のミミズや昆虫をエサとしていますが、農作物を好み、近年人里に現れるようになっています。巣穴の長さは長いもので50m、深いもので4mを超えることもあると言われており、出入り口は複数あります。
・イタチ
ネズミと同様に人家に現れる害獣。
高所を得意とするため屋根裏から侵入することがありますが、高い場所だけではなく穴掘りも得意としています。
気温変化の少ない土を好み、500円玉サイズの穴をいくつも掘るため、あちらこちらボコボコになってしまうのが特徴。糞尿をまき散らすため悪臭がヒドイ場合にはイタチの可能性が高くなります。
・モグラ
もぐらはイタチと同様に気温変化の少ない土を好み、穴の内部は深く、本道と支道別れトンネルのようになっています。掘った穴の横にもぐら塚と呼ばれる土の盛り上がりがみられるのが特徴で、簡単に他の害獣と区別することができます。
近年害獣被害が増えているハクビシンとアライグマですが、穴掘りを苦手としている動物のため、他の害獣の可能性が高くなりますが、いずれにしても被害が拡大する前に駆除しなければなりません。
害獣の判断が難しいといった場合でも対応可能となりますので、ぜひ「害獣の救急隊」へご相談ください。
庭の次は屋根裏にも?
庭に穴を掘り棲むネズミやハクビシンにイタチは、運動能力が高いこともあり、穴に棲むだけでなく、屋根裏などの高所にも棲み付き巣作りすることがあります。
ですので、庭の棲み付きばかりに気を取られていると、さらに人の生活エリアに近づく可能性もあるので、注意しなければなりません。
仮に忌避対策を講じずに、家屋に棲み付かれてしまった場合には、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こす恐れがあるため、庭などに棲み付かれてしまった時点で放置することの出来ない問題と発展します。
健康被害も、野生動物が媒介する厄介な病原菌やウイルスに感染する恐れがあり、非常に危険ですし、家屋に棲み付かれる期間が長くなれば、糞尿などによって臭いが染みつき、生活がしにくくなるだけでなく、駆除後には、修繕費などが掛かり、大きな出費を余儀なくされる可能性がありますので、早期駆除が不可欠なのです。
庭や家屋に棲み付かれた時の対策
ネズミやイタチにハクビシンといった動物が、庭や家屋へと棲み付かせない様にするには、忌避作業が不可欠です。
忌避作業も、忌避剤を散布したり動物の餌となるような物を外に放置しないなど、一般の方でも行える作業は多くありますが、忌避剤などのアイテムの効果は一時的なものであり、適応能力の高い動物には、効果が薄れていくことが多く、帰巣本能によって同じ場所に戻ってくる恐れもありますので、捕獲・駆除も非常に大切な作業となります。
ただし、この作業を行う際には、棲み付いた動物を特定しなければなりません。
なぜなら、闇雲に駆除・捕獲すると、法律違反となる可能性があるからです。
イタチやハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られているため、許可なく捕獲・駆除してはいけません。ですので、棲み付いた動物を特定し、役所や自治体での手続きを行ってからでなければ、作業することは出来ませんので注意しましょう。
また、箱わななどの捕獲用器具を用いる場合には、狩猟免許の取得が必要になるなどのルールもありますので、一般の方にはハードルの高い作業と感じてしまうかもしれません。
ですので、完全駆除を目指す場合には、プロの駆除専門業者へ相談し対処することをおすすめします。また、プロに依頼するメリットは、駆除・捕獲だけでなく、再発防止策であったり、清掃・消毒作業なども依頼することも可能となりますので、ご自身に掛かる負担も軽減され、安全な暮らしをいち早く取り戻すことも可能となります。
ご自分での作業が難しいと感じましたら、「害獣の救急隊」へご連絡下さいませ。
プロの駆除スタッフが、害獣・害虫駆除のお手伝いをさせていただきます。
まとめ
今までなかった穴が庭にあると不思議な気持ちと共に、気味悪いと感じる人も多いと思います。害獣の仕業であれば、今は被害が少なかったとしても、室内まで侵入され被害が拡大する可能性がありますので早期駆除に向けて行動を起こしましょう。