近年、アライグマなどの害獣による被害が拡大していることもあり、駆除作業依頼件数は増えている状況です。また、アライグマなどの害獣の中には、ジビエとして食用にもなっています。今回は、害獣駆除は可哀そう?アライグマもジビエとして食肉に!ついてお伝えします。
ジビエについて
ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生の鳥獣の肉を指すフランス語の「Gibier」から派生した言葉です。主に鹿、猪、兎、鴨、雉などが含まれます。ジビエは、豊かな自然環境で育った動物の肉であり、独特の風味と高い栄養価が特徴です。
日本でも、近年ジビエへの注目が集まり、人気も高まりつつあります。
特に地方では、地元の特産品としてジビエを活用する動きが見られます。これは、農作物への被害を減らすための狩猟活動の一環としても行われています。
そして、アライグマも近年問題視される害獣でもあり、狩猟によって捕獲され、ネット販売などもされている状況なのです。
害獣駆除は可哀そう?
アライグマなど動物園でも人気の高い野生動物を捕まえるのは可哀そうという声が上がるのも理解は出来ますが、家屋に棲み付かれれば健康被害を受けるなどの問題も引き起こされますし、農作物被害を出すことから、放置して良い問題ではないので非常に厄介な存在なのです。
ですので、命を奪うことから、最低限活用できる様にジビエなどの活用法があれば、まだ命の無駄づかいにはならないと言えます。
もちろん、無暗に駆除する訳ではなく、生態系を維持しながら環境を整えていく場合には、食肉であったり毛皮を利用できる、学術的資料に活用するなど、人の生活の活用手段になる道が残されていることも、知っておきましょう。
害獣による被害というのは、対岸の火事であり、可哀そうだけで片付けられない問題でもありますので、家屋に棲み付かれてしまった場合には、早期駆除が必要な案件となっています。ただし、その駆除された動物にも利用価値があるからこそ、被害を拡大させないためにも、駆除を進めていくことも重要なのです。
まとめ
アライグマなどの害獣によって、人の生活が脅かされることが増え、その個体数を軽減させなければ、生態系や人の生活に悪影響を与えることとなります。
ただし、無暗やたらに捕獲し、殺傷する訳ではなく、ジビエであったり革製品などの利用価値が残されています。そうして、自然環境を整えるであったり、人の生活を安全に過ごせるようにしていかなければ、共存も難しいのです。アライグマなどの害獣が増えれば、抱える問題も増えていきます。だからこそ、しっかりと駆除していくことも大切なのです。