害虫被害とは違う?ネズミに棲み付かれることで起こる危険

 
ゴキブリやコバエなどの害虫が発生することで不快な思いをする方も多いでしょう。害虫による被害もありますが、害獣となるネズミに侵入されることで起こる被害は甚大。今回は、害虫被害とは違う?ネズミに棲み付かれることで起こる危険について紹介していきます。
 

害虫による住居の被害

 
害虫と言えばゴキブリやハエ、ダニやムカデといった虫をイメージするのではないでしょうか。見ることで不快になり気分を害するという人も少なくはありませんが、衛生面的にも、健康面的にも害をもたらします。
 
ゴキブリやハエは人間の食料を漁ることで、雑菌が食材に移ってしまうことがあり食中毒や赤痢の要因となる可能性もあります。また、ゴキブリの糞を吸い込むことで喘息やアレルギー症状を引き起こすこともあるのです。
 
そして、ノミやダニが発生すると激しい痒みに襲われることもあり、水膨れにもなります。気管支喘息のアレルゲンとなりやすいと言われているため、小さな子供がいるご家庭では気にしているというケースも多いでしょう。
 
また、健康面だけではなく、家屋の寿命を縮めることでも有名な害虫がシロアリ。
木造住宅では食害により、ドアの立て付けが悪くなったり、耐震性が低下するといった被害に発展するケースも少なくはありません。
 

ネズミによる被害は大きい

 

 
害虫と同様に害獣となるネズミが家屋内を徘徊するようになると、精神的なものだけではなく、健康面でも、経済的な面でも被害を受けることになります。
 
ネズミは巣の中だけではなく、移動しながら糞尿するため、家中のいたるところに糞尿がまき散らされてしまうことになります。アンモニア臭が漂うのはもちろん、糞尿に交じっている病原菌が家中に散乱することになるのです。
また、ネズミに寄生しているノミやダニは害虫にあたります。先述した通り、ノミやダニを介して感染症にかかるリスクもあるのです。
 
さらに食料を漁られることでも経済的な被害を受けることになりますが、家具や壁などまで齧られてしまうと、買い替えや修繕費用の負担としての金額も大きくなってしまいます。
 
特に家ネズミは一年中繁殖可能な環境にいるため、早期に駆除活動に踏み込まなければ個体数が増え被害は拡大していくばかり。害虫も例外ではありませんが、ネズミを一匹でも見かけたり、齧られ跡や糞尿の跡といったラットサインを見つけた時には早期駆除に取り掛かりましょう。
 

まとめ

 
害虫、害獣の巣窟にされないためには、清潔な環境が大切。
もし棲み付かれてしまった場合には、駆除グッズも簡単に入手できるため自身で駆除作業を行うことが出来ますが、警戒心が強く学習能力の高いネズミの駆除は一筋縄でいかないことが多々あります。
膠着状態が続けば被害は拡大していくばかりとなりますので、そういった時にはプロの知識と経験に頼るようにしましょう。