家に棲み付いたネズミの中には、冬季期間中パタッと足音がしなくなるため「冬眠したのかな?」と思う方も多いかと思います。
今回は、ネズミが冬期間に冬眠するのかや、冬にネズミに棲み付かれた場合どうすれば良いのか、その方法についてご紹介していきます。
家に棲み付いたネズミは冬眠しない
まず、ネズミが冬眠するのかどうかですが、冬眠するのは野ネズミで、家に棲み付いたネズミは基本的に冬眠しないといわれています。
冬期間は、外よりも家の中の方が暖かく、住みやすいため、夏以上に天井裏や床下等に住みやすくなります。
一見、「冬はさすがにネズミも住みつかないだろう」と思われがちですが、冬こそしっかり対策を行うことが重要です。
冬はネズミを駆除するチャンス
ネズミは繁殖力が強いこともあり駆除が大変。
ですが、冬はそんなネズミを駆除するチャンスの季節でもあるのです。
その理由は次の通りです。
①活動量が減るから
家に棲み付いたネズミは冬眠しないとはいえ、夏と比べると動きが鈍くなります。
そのため、エサを求めて罠にかかる確率も高くなりますし、活動が鈍い分、死骸の処理もしやすくなります。
②死骸の腐敗が進みにくいから
ネズミ駆除では毒エサなど罠を仕掛けますが、薬剤などでネズミを駆除した場合、死骸やフンを早く処理しないとダニやノミ、病原菌などの影響で人的な被害に繋がる可能性があります。
夏に比べると、冬は死骸の腐敗が進みにくいので、これらの病原菌などが発生しにくいのが大きなメリット。
もちろんきちんとした処理はどの季節でも行う必要がありますが、冬の場合は少し余裕を持って取り組むことができます。
③ネズミの大量発生を防げる
ネズミは繫殖力が強く、3~5月、10~11月に特に子どもを産みます。
そのため、このタイミングで家に棲み付かれてしまうと、一気にネズミが大量発生する可能性があるので注意が必要です。
一方、冬期間に一斉に駆除してしまえば、後々大量発生するリスクを防ぐことができるので、冬期間中の駆除は、まさにベストタイミングだといえます。
まとめ
冬期間は外と比べて暖かい家にネズミは棲みやすくなります。
この点は大きなデメリットですが、冬はネズミの活動量が鈍くなり、罠にかかりやすくなるため、駆除に最適な季節ともいえます。
とはいえ、ネズミの死骸やフンには病原菌の発生リスクもあるため、より安全かつ確実に駆除するためには、プロの業者へ依頼するのがおすすめです。
不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。