家に棲み付くネズミの中で駆除が一番大変になるネズミの種類

 
人間の住居にネズミが現れれば、繁殖して数が増える前に駆除や追い出しを行うことがポイント。ですが、成果がでるまで時間が掛かってしまうケースもあります。今回は、家に棲み付くネズミの中で駆除が一番大変になるネズミの種類について紹介していきます。
 

一番苦戦するのは何ネズミ?

 
人間の家屋にネズミが棲み付くと、人間に多方面から被害を与えることになり、早急な駆除が必要です。家に潜むネズミは、体の大きさ順にドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類になります。
 
泳ぎが得意なドブネズミは、体長の割にシッポが短いのが特徴的。性格は獰猛で、物怖じしないため、人間と遭遇した際には襲い掛かってくることもあります。湿った場所を好むため、トイレや浴室、台所といった水回りに潜んでいることが多くなります。
 
高所を移動経路とし、運動神経抜群のクマネズミは、体長よりもシッポが長いネズミとなります。性格は臆病で神経質。さらに警戒心が強いため、罠に引っ掛かりにくい厄介なネズミです。泳ぎは苦手としていますが、壁のぼりが得意なため天井裏といった高い場所に生息します。
 
都心よりも郊外で見かけるハツカネズミは、小柄なためわずかな隙間から家屋に侵入します。ペットとして飼われることもあり、性格は大人しめ。好奇心旺盛でもあるため罠に引っ掛かりやすいネズミです。
 
ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種の家ネズミのうち、一番駆除が大変となるのは警戒心の強いクマネズミです。ですが、さらに厄介な種類が都内では人間を悩ませています。
 

進化を遂げたスーパーラット

 

 
近年、被害が増えているのがスーパーラットと呼ばれるネズミです。
スーパーラットとは、クマネズミが進化したネズミで、殺鼠剤に対して耐性を持っているため、従来の毒エサで駆除するのが難しく、さらに警戒心が非常に強いため、クマネズミより罠に引っ掛かりづらいのが特徴でもあります。
 
さらにスーパーラットの遺伝子は受け継がれていくため、一度繁殖されてしまうと完全駆除が非常に厄介となります。
 

まとめ

 
都会で急激に増え甚大な被害を与えているのが、クマネズミが進化したスーパーラットです。毒エサに耐性があり、用心深いため駆除を成功させるのが大変となります。
現在ではスーパーラットに対応した殺鼠剤も販売しているため、自分で駆除に取り掛かるのは可能ですが、思ったように罠に引っ掛からず膠着状態が続いてしまえば、ネズミによる被害が拡大するリスクがあります。
そのため、早急に完全駆除を行いたいといった場合には、プロのネズミ駆除業者に依頼するようにしましょう。