アライグマによる被害のニュースをネットやテレビで見たことがある。という方は増えているかと思います。それほどまで、アライグマは身近な存在にもなってきているのです。今回は、家屋に近づいているかも?アライグマの痕跡は爪や足痕で!についてお伝えします。
アライグマの痕跡について
アライグマは、東京や栃木や千葉などの関東エリアでも生息域を広げている外来野生動物の一種です。
アライグマは、攻撃的な性格で雑食性という事もあり、日本の在来種の動物や昆虫を捕食し、生態系を壊す要因にもなっています。また、都市部などでは家屋に棲み付き、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こす厄介な害獣として問題視されています。
アライグマがこれほどまで身近な存在になっている事を知らなかったという方もいるかもしれませんが、近年ではテレビやネットのニュースでも取り上げられる事が増えています。
ですので、アライグマに棲み付かれない様にしなければならないのですが、どうするべきか知らないという方も多いと思います。まずは、自身の住まいの周辺に痕跡がないか調べておくと良いでしょう。
アライグマの痕跡として特長的なのが、足跡と爪痕です。
指は前足・後ろ足に5本あり、掌球と指球がくっ付いた足跡が残ります。
そのため、前足に5本ずつ、後ろ足に4本ずつの猫や犬とは全く別物の足跡がつきますので、ペットを飼っているご家庭でも把握は可能です。
また、爪を研ぐ習性がありますので、家屋の壁や柱に樹木などに細い線の様なものが複数ついていれば、アライグマが周辺に生息している恐れがあります。
アライグマの忌避について
アライグマが周辺に住んでいることが分かれば、忌避作業を行っておいた方が良いでしょう。
忌避対策は、最も簡単な忌避剤を散布して、寄せ付けないといった手段となります。
市販の忌避剤は、ネットやホームセンターなどで購入ができますし、価格も千円程度ですので、高くはありません。ただし、効果は一定的なものとなりますので、臭いの種類を変えるなど、アライグマに慣れさせない様にするのも大切です。
また、より完璧にするのであれば、侵入経路を塞ぐ作業も必要です。通気口など家屋に繋がる箇所にパンチングメタルを設置しましょう。また、壁や屋根(屋上)などの破損個所も侵入経路となってしまいますので、修繕業者などに依頼して、直してもらう事をおすすめします。
痕跡を見つけた場合には、早急に忌避作業を行っておかなければ、いつ棲み付かれるか分かりませんので、早めに取り組んでみましょう。
まとめ
アライグマが生息域を広げる害獣として、都心部でも問題視されています。棲み付かれてしまえば、さまざまな問題を引き起こすことにもなるので、存在に早く気が付き、忌避対策することが重要です。その痕跡も足跡や爪痕などからも、判断することも出来ますので、見落とさない様にしましょう。
仮に、痕跡に気が付けず、棲み付かれてしまった場合には、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらい、早期駆除を目指すことが大切です。