ネズミは家屋の壁などの隙間であったり、配管に通気口を通じて侵入することがあります。これらの侵入経路は、少しネズミの生態への知識があれば塞ごうと行動を起こせますが、目に見えない死角もあります。今回は、屋上や瓦の隙間からの侵入を許せばネズミの完全駆除は難しいについてお伝えします。
目に見えない視覚からの侵入に注意!
ネズミに巣作りされないためには、ネズミが侵入するであろう出入口を塞ぐことが重要です。家屋の破損している壁の隙間であったり、配管に通気口といった目に見える場所であれば、鉄製の板や網などを設置して侵入経路を断つことができ、予防策にはなります。
しかし、目に付かない屋上や瓦の隙間といった箇所は、案外見落としがちとなりますが、自分で調べるにはかなり危険性を伴う作業となるため、簡単には行えません。
屋上などは、電線や木などをつたって簡単に侵入できる通路ですので、俊敏性の高いネズミにとってはリスクの低い侵入方法となります。だからこそ、ネズミの侵入を阻むのであれば、屋上や屋根の破損や隙間がないか調べなければならないのです。
ただし、前述したとおり、高所での作業となりますので、落下して大けがなどする可能性もありますので、専門業者へ依頼して侵入経路を塞ぐ作業を行ってもらうことをおすすめします。
屋上や瓦の隙間を塞がなければ被害は食い止められない
ネズミに棲み付かれてしまった際に、壁など目に付く逃げ道を防ぎ駆除したとしても、屋上などから逃げられてしまうと、数か月後に逃げた通路を使って、再度巣作りされてしまう可能性が高いです。
そうなると、何度もネズミ駆除対策を講じなければなりませんし、安心した暮らしを取り戻すことはできないでしょう。また、屋上などからの侵入以外が原因となっているなどは、経験や知識がなければ、侵入経路を完全に断つことは難しくなります。
侵入経路が塞がっていなければ、被害が続いてしまいます。駆除対策を講じたのにも関わらず、再度侵入を許し被害を被るような事があれば、自身では見つけられなかった箇所が出入口となっている可能性もありますので、プロの専門家を頼りましょう。
まとめ
ネズミは、柔軟性の高い害獣ですので、小さな隙間を見つければそこから簡単に侵入してきます。そのため、侵入経路を断つ際に注意しなければならないのが、人間の固定観念で侵入できないであろうと考える場所からでも、侵入を許してしまうケースがあるのです。
屋上や瓦の隙間などの高所は、調べることが困難なことから、見逃してしまう可能性もあります。従って、ネズミの完全駆除を目指す際には、必ず家屋全体を確認し、侵入経路を全て断たなければいけないのです。