屋根裏に伸びる火災報知器や照明設備などの配線を齧るハクビシン

 
ハクビシンは屋根裏を巣床として、生活することがあり、棲み付かれてしまうと病原菌や糞尿による悪臭などの問題を引き起こす可能性が高いとされています。しかし、それだけではないのです。今回は、屋根裏に伸びる火災報知器や照明設備などの配線を齧るハクビシンについてお伝えします。
 

歯がかゆい?配線を齧るハクビシン

 
家屋に棲み付く動物の中には、配線を齧るケースがあります。
もっとも、配線を齧る動物と知られているのがネズミです。ネズミは体も小さいこともあり、どんな建物にでも忍び込み巣床とし、げっ歯類でもあるため、歯を削るために硬い木や配線を齧る事が多い動物となります。
 
近年都市部でも生息域を広げ家屋に棲み付く、ハクビシンも同様です。
屋根裏に棲み付いては、断熱材を剥がしたり部材を噛んだり、住居内に繋がる火災報知器や照明設備などの配線を齧り、ショートさせ電気系統を故障させる事があります。
 
また、故障だけでなく、火災の原因になることもあるので、ハクビシンが屋根裏に棲み付いた場合には、注意が必要なのです。
 

ハクビシンが屋根裏に棲み付くと大きな損害に!

 

 
ハクビシンが屋根裏に棲み付いた期間が長くなれば長くなるほど、被害は大きくなります。また、そこから駆除作業を行ったとして、その後に掛かる修繕費などのメンテナンス費用は大きな負担となる可能性は高いです。
 
仮に、修繕を行わなければ、家屋の老朽化は早まりますし、資産価値も下がってしまう可能性が高いです。なによりも、快適のはずの家が、住みにくい家に変化すれば、心落ち着く場所にはなりませんので、放置することもできません。
 
ですので、ハクビシンに棲み付かれた事に気が付いたら早期駆除を目指しましょう。
ただし、屋根裏の作業は、一般の方には危険を伴う恐れがありますので、無暗に屋根裏を覗いたり、燻煙剤を使用する作業を行うのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し、対処することをおすすめします。
 
ハクビシンも、自身の住まいに危害が及べば、攻撃態勢になり人に対して噛み付いたり引っ掻くなどしてくる恐れがあります。また、高所での作業をするとなれば、落下事故なども考えられますので、無理に自身で対処しようと考えないでください。
 

まとめ

 
ハクビシンが屋根裏に棲み付くことは多く、その際に、健康被害や家屋の老朽化などの問題だけでなく、家屋の部材や断熱材であったり、室内に伸びる配線などを齧ることがあります。家屋の破損が大きければ、駆除後の修繕費は高く付きますし、火災が起こればさらに負担は大きくなります。
ですので、ハクビシンの存在に気が付きましたら、早急に駆除を行うことが大切です。