屋根裏に棲み付くイタチなどの害獣を追い出すために必要な事

 
家屋の屋根裏はデッドスペースとなっているケースがあり、人が入り込めるような仕様になっていない建築も少なくはありません。そうなると、害獣には恰好の住処となります。今回は、屋根裏に棲み付くイタチなどの害獣を追い出すために必要な事についてお伝えします。
 

屋根裏は侵入が容易い理由

 
屋根瓦のある家屋などでは瓦や壁が破損し、その隙間などから屋根裏に浸入できてしまう害獣がいます。雨漏りなどのトラブルが起これば、修繕したりするでしょうが、運よくそういった雨が入り込まない状態の場所であれば、破損に気が付けない可能性もあります。
 
そういった状況こそが、イタチなどの害獣が人間の住む家屋を住処とするケースとなります。特にイタチは、500円玉程度の隙間があれば、屋根裏に浸入することが可能です。
 
そのため、屋根裏から物音や鳴き声などが頻繁に聞こえるようになるや、天井に害獣の尿などのシミができたり、獣臭がして発見されるケースが多い状況となります。従って、かなりの期間、イタチに棲み付かれた状況での発見にもなるため、駆除後の作業なども非常に大変です。
 

イタチなどの害獣を追い出すために必要な事

 

 
屋根裏などに棲み付いた害獣を駆除する方法は、忌避剤や燻煙剤を使用して追い出すといった手段が個人でも行える方法となります。特に、自治体や市役所への申請は不要となりますが、鳥獣保護法によって守られているイタチを傷つけたり殺傷してしまうことは法を犯すことになり、罰則を科せられることになりますので注意しましょう。
 
また、駆除グッズで追い出すことに成功しても、その時点で作業は完了とは言えません。
これは、屋根裏が汚れた状態で放置してしまうと、ダニ等の寄生虫が増え続ける状況となり、健康被害を受ける可能性があるので、清掃や消毒作業が必要不可欠です。
 
そして、侵入経路となった出入口を完全に塞がなければなりません。イタチは、帰巣本能を持っているため、忌避剤や燻煙剤の効果が無くなれば、戻ってくる可能性もあります。
ですので、侵入経路を塞いでやっと安全な暮らしを取り戻すことができるのです。
ただし、この侵入経路も必ずしも一つとは限らないので、塞ぐ際も家屋全体を調べる必要性もあります。
 

まとめ

 
イタチは、非常に敏捷で運動能力に長けた動物ですので、屋根裏などに棲み付かれるケースは多いです。また、自身で駆除するとなると、かなり大変な作業となりますので、プロの専門業者へ相談し対処してもらう事をおすすめします。