工場に棲み付いたハクビシンを車で轢いてしまったら、どうする?

 
ハクビシンは工場などの夜間に静かになるような環境を好むため、住処とされるケースは増えています。ただし、夜間に作業のトラックや車などに轢かれてしまう可能性もあります。今回は、工場に棲み付いたハクビシンを車で轢いてしまったら、どうする?についてお伝えします。
 

工場にも棲み付くハクビシン

 
ハクビシンは、近年都心部などにも棲み付く害獣として注目を集めています。また、都心部だけでなく、工業地帯などにも棲み付くこともあり、問題となっているのです。
 
まずハクビシンが工業地帯に棲み付くと問題となる理由が、工場にある機械類などに糞尿が付き、機械の故障につながるケースがあるため、修理費用などが余計にかかってしまったり、生産ラインが止まってしまって、損害につながるケースがあるのです。
 
また、商品に糞尿がついて出荷されてしまう事になれば、商品としての質も落ち、評判も下降を辿るため、非常に厄介な問題となります。商品回収となり検品作業を行うことになれば、それだけの作業時間を取られるため、事業としてはマイナスを被ることにもなります。
 
近年では、SNSによってそういった商品が出回った場合には、炎上するため、極力被害を出さない様にしなければなりません。
 

ハクビシンを車で轢いてしまったら、どうする?

 

 
工場などに棲み付いたハクビシンは、夜行性のため活動するのは夕方を過ぎてからになります。トラックや車の出入りが多い環境だと、出会い頭にハクビシンを轢いてしまう可能性も考えられます。
 
これは、あくまで仕方がないことでもあります。小動物を避けようとして急ハンドルで大きな事故に発展してしまう方が、危険なため残酷ではありますが、避けられない状況では無理な運転をしない様にしましょう。
 
そして、動物を轢いてしまった場合には、警察に連絡することが大切です、
警察を呼ぶことで、事故証明書を発行してくれます。この証明書がなければ、自動車保険の適用などにならないため、車の傷の度合いや動物の生死にかかわらず、最初に警察へ連絡しましょう。
 
また、動物の生死にかかわらず、動物を移動させる場合には、衛生面や安全面から素手で動物に触らないよう注意してください。そして、生きている場合には、動物病院など連絡し運びましょう。また、死亡してしまった場合には、路肩に移動させ、道路管理者または自治体に処理を依頼しましょう。
 

まとめ

 
ハクビシンなどの野生動物が工場地帯に棲み付くケースは増えています。しかし、工場地帯では、車やトラックの出入りが激しいこともあり、やむを得ず轢いてしまうケースもあります。そういった場合には、適切な対応を行いましょう。
 
また、このような状況になると、作業が止まってしまうので、棲み付いたことに気が付いたら、プロの駆除専門業者へ依頼して、捕獲・駆除してもらうことでも、こういった事故を未然に防ぐこともできます。