家の中から鼻をつくような異臭がする…。そういった場合には、害獣に棲み付かれているかもしれません。イタチやハクビシンなども害獣に当たりますが、ネズミの糞尿の可能性も。今回は、思い当たらない悪臭。もしかしてネズミに侵入されているかも?について紹介していきます。
ネズミの糞尿は臭い!!
ネズミは警戒心が強く、人前に姿を現すことは、そうそうありません。
そのため、足跡、齧られ跡、尿の跡といったラットサインであったり、鳴き声や足音で初めてネズミの存在を疑うことになるでしょう。
また、いつもしない臭いがする。その臭いも心地よいものではなく、不快に感じる悪臭、特にアンモニア臭を強く感じた場合にはネズミの可能性があります。
ネズミは安全と感じる場所を見極め移動経路とすることが多く、部屋の隅や家具の間などに糞が落ちていたり、濡れた液体があれば、ネズミである可能性は非常に高くなります。尿は乾くと、染みになっていたり、強い刺激臭を放つため、気づけるケースもあります。ただ、移動しながら尿をしているため、あちらこちらに散乱していることもあり非常に厄介。
目視で確認できない場合には、ブラックライト(紫外線ランプ)を用いることで痕跡を発見することができるため、ラットサインの発見と清掃に役立てることが出来るでしょう。
清掃すれば臭いは取れる?
ネズミの糞尿にも病原菌が潜んでおり、素手で処理するのは危険。
清掃する場合には、手袋・マスクを着用し、風通しを良くしておくことが大切になります。
エタノールやアルコールといった殺菌力の強いものを用いて除菌を行っていく必要がありますが、除菌スプレーだけでは臭いは取れません。
臭いを取るために消臭スプレーを用いることができ、ネズミ専門の臭い消しも販売されています。ファブリーズやリセッシュといった普段使いの消臭スプレーでは効かない可能性が高いため、業務用やネズミ用を用いるようにしましょう。
ただし、清掃が遅れたり、ネズミを放置する期間が長ければ、床や天井に臭いが染みついてしまいます。そうすると、壁紙や床の張替えを行わなければ対処できないほどに状況は悪化してしまう可能性があるため、ネズミの存在に気付いた場合には早急に作業に当たることが重要となってきます。
まとめ
ホコリの中や下水といった場所を移動し、自分たちで糞尿を清掃することなく不衛生な環境を歩き回るネズミの臭いは、決して良い臭いではありません。
臭いもネズミに気付くことのできるサインであるため、少しでも異臭がした場合にはネズミの存在を疑い、早急に駆除に向けて動き出しましょう。