コウモリは日本に生息していますが、コウモリの印象と言えば、血を吸う恐ろしい動物と思っているでしょうが、日本には血を吸うコウモリは生息していません。今回は、日本に生息するコウモリは血を吸わない?コウモリ駆除の重要性についてお伝えします。
血を吸うコウモリは1種類!
コウモリと聞くと、血を吸うイメージを持つ方が多いでしょうが、これは、ドラキュラやバンパイアといった、映画やアニメーションの影響が大きく、実際に血を吸うコウモリは約980種類の中の1種類だけとされています。
そのため、多くのコウモリが餌とするものは別の物になり、多くのコウモリが餌とするのは、飛翔性昆虫や果物に花などになります。また、種類によって虫ばかりを食べるコウモリ、フルーツなどの果実ばかりを食べるコウモリなど、その食生活も種類によって異なります。
そして、日本にはこの吸血コウモリは生息していません。
ですので、心配がないと思われますが、コウモリはさまざまな病原菌を媒介する動物ですので、家屋などに棲み付かれれば、感染症などの心配があるので、駆除は必要なのです。
コウモリ駆除の重要性
日本に生息するコウモリが襲い掛かってくるような事は、ほぼありませんが、血を吸われるような事が無いと分かっても、コウモリに棲み付かれれば、健康被害を受けるため、駆除は必須です。
コウモリが媒介する病原菌は、狂犬病、アルボウイルス感染症、ニパウイルス感染症、ハンタウイルス感染症、ヒストプラズマ症、エボラ出血熱などが挙げられます。
なかには、死につながる感染症もありますので、放置することがどれほど危険かも分かると思います。
しかし、家屋に棲み付くイエコウモリは、体調も小さく数匹棲み付いたぐらいでは、その異変に気が付くのは難しくもあります。コウモリが飛び立つ瞬間や、壁と壁の隙間に入っていくなどの目視で棲み付いたことに気が付ければ良いのですが、そうでないと、家屋内で糞尿による悪臭や獣臭がする状況が現れないと感知するのは難しいです。
もし、そのような変化に気が付きましたら、早急に対処しましょう。ご自身で燻煙剤等を使用して作業を行うことも可能ですが、高所での作業も必要となり、ケガなどの恐れもありますので、無理して行わず、プロの駆除業者へ依頼して駆除してもらう事をおすすめします。
まとめ
コウモリの印象と言えば、危険性の高い動物といったイメージが強いと思いますが、日本に生息するコウモリの大半は、穏やかな性格をしています。噛まれるような事も素手で捕まえたりしない限りありません。
ですが、家屋に棲み付く被害は年々増えている状況ですので、一つ屋根の下で生活していれば、病気を持ったコウモリに取り付いたノミやダニが保菌者となり、人間に噛み付いて病気をうつされる可能性も考えられますので、しっかりと駆除を行うことが重要です。