木造部に爪痕!アライグマが棲み付いているかもしれない?

 
野生動物が家屋に棲み付く被害が近年増えています。しかし、どんな動物が棲み付いたのか把握するのは難しくもありますが、ある痕跡を見つけることで、把握できる場合もあります。今回は、木造部に爪痕!アライグマが棲み付いているかもしれない?についてお伝えします。
 

痕跡を見つけて動物の種類は把握できる?

 
野生動物が家屋に棲み付くケースが増えていますが、その際に、何が棲み付いたのか把握するのも大切です。ネズミの様な小動物なのか、アライグマやハクビシンといった中型の動物なのか、その動物の情報を把握しなければ、家屋から追い出したり駆除するのも難しいものです。
 
そのため、痕跡を見つけることが重要となります。
例えば、家屋に傷を付ける爪痕や歯による痕、そして糞の形などで、ある程度の動物を特定することもできます。
 
ネズミはげっ歯類のため、爪による傷よりも歯による痕跡を残すことが多く、薄板を噛み破ったりすることがあります。また、アライグマやハクビシンは、柱などをよじ登る際に、爪を立てるため、その跡が木造部の柱などに痕跡を残すことがあるので、そういった痕跡から、動物を特定しましょう。
 
そして、糞の形も動物ごとに異なるので、コロコロしたウンチであればネズミ、アライグマやハクビシンは種子や虫の羽に動物の骨などが含まれていることがあるので、見分けられます。ただし、糞などに触れて判別するのはおすすめしません。汚いとかの問題ではなく、寄生虫などが潜んでいることもあるので、処理する際には注意が必要となります。
 

アライグマと判断が出来たらどうするべき?

 

 
棲み付いたアライグマなどの野生動物が把握できたら、駆除作業に取り掛からなければなりません。しかし、気を付けなければならないポイントがあります。
野生動物の種類によっては、鳥獣保護管理法によって守られている動物もいるため、駆除作業を勝手に行っては行けないケースがあります。
 
仮に、作業を行って動物を殺傷してしまった場合には、法律違反となり、罰を科せられる恐れがあります。ご自分で作業を行う場合には、自治体や役所へ赴き、必要な手続きを踏んでから作業にあたる必要性があります。
 
そのような情報を知っても、自分では作業するのが困難だと言う方は大勢います。そのまま状況を放置するのではなく、早期駆除が求められますので、お困りの場合はプロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。
 

まとめ

 
近年、野生動物による被害も拡大しており、お困りのご家庭は少なくありません。
放置すれば、健康被害や家屋の老朽化など多くのトラブルが引き起こされる恐れがありますので、駆除しなければなりません。しかし、棲み付いた動物が何なのか把握できなければ、正しい作業も行えません。ですので、動物が残した痕跡などから、棲み付いた動物の種類を把握して作業の判断をすることが大切です。闇雲に行えば、法律を犯す行為となり兼ねませんので注意しましょう。