アライグマは近年、首都圏でも被害を拡大している野生動物です。家屋に棲み付いたりして、病原菌などをうつす厄介な害獣でもありますので、しっかりと対処しなければなりません。今回は、棲み付かれた際の見分け方!アライグマの鳴き声はタヌキと同じ?について伝えします。棲み付かれた際の見分け方!アライグマの鳴き声はタヌキと同じ?
アライグマの鳴き声はタヌキと同じ?
近年、生息域を広げているアライグマは外来種となります。
一方で、アライグマと姿が似ているタヌキは在来種で、古来から日本に生息する動物です。外来種のアライグマと似ているため、パッと見ではタヌキとアライグマを見分けるのは、一般の方では難しいことでしょう。
それでも、いくつか相違点があります。
まずは鳴き声です。タヌキの鳴き声は、クゥーンと高い声で鳴き、アライグマはクルルルと鳴くため、鳴き声は全く違います。
体長は、アライグマが尻尾を含めて約65cm~90cm。タヌキは体長は約50㎝~70㎝と少し小ぶりです。また、アライグマは尾っぽが長いのですが、タヌキは短く細いため、尾っぽでも見分けることが可能です。
また、性格にも違いがあり、タヌキは臆病で大人しいため、凶暴性は低い動物です。しかし、アライグマは、タヌキよりも凶暴性の強い動物ですので、家屋に棲み付く際に駆除しようとした場合に、威嚇し噛まれたり引っ掻かれる恐れがあるため、注意しなければなりません。
アライグマの駆除について
アライグマが棲み付いてしまった場合には、アライグマが持つ病原菌などのウイルスへの感染も警戒しなければならないため、早期駆除が不可欠です。
しかし、ご自分で駆除作業や捕獲しようとするとなると、ハードルが高い作業となります。
アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物となるため、勝手に駆除・捕獲が出来ません。自治体や役所への申請手続きを行わなければならないのです。
また、捕獲するために箱わななどを使用するとなれば、狩猟免許が必要など、作業するにあたっても簡単に行えません。
ですので、一般の方がアライグマに棲み付かれてしまい困っている場合には、プロの駆除専門業者へ相談し、駆除してもらう事をオススメします。
まとめ
首都圏でも生息域を広げるアライグマは、タヌキと似た姿をしていますが、鳴き声や姿かたちなど異なる点が幾つかありますので、知識を持っていれば見分けることは出来るでしょう。ただし、自身で駆除・捕獲作業を行おうとすれば、アライグマの凶暴性などを考慮すると、無理に作業を行うことはリスクを伴いますので、注意が必要です。