屋根裏に住みついたハクビシンは放置しておくと、あっという間に数が増え、住居や健康に与える被害を拡大させてしまいます。こういった状況へ陥らないためにも、今回は繁殖力が強く爆発的増加で被害拡大!ハクビシンの繁殖時期についてお伝えします。
ハクビシンの繁殖
ハクビシンは冬眠をせず一年中活動します。夏から秋にかけて多く生む傾向はありますが、特定の繁殖期はないといわれています。生後10か月以降から子どもを産むことが可能になり、妊娠期間は約2か月間と短く、通常は年に1回の繁殖ですが2回繁殖することもあります。
1度に産む子どもの数は平均で2~3頭で、寿命は長く野生だと10年程度、飼育個体だと24年生きたというケースもあるのです。寿命が長いうえに成長スピードが速く、繁殖力の強いハクビシンは対応が遅れると爆発的に増加してしまいます。
ハクビシンが住みやすい民家の屋根裏
冬眠をせず一年中活動するハクビシンですが、温かい場所を好む傾向があり、市街地において住居の屋根裏は絶好の住みかとなります。住みついた場所で糞尿を排泄する習性があるため、天井にシミ汚れ、異臭といった被害を与え、住んでいる方の健康にも悪影響を与えます。
通年で繁殖を繰り返すので、気が付けば屋根裏におびただしい数のハクビシンが住みついてしまっているということもあり、被害を拡大させてしまうこともあるのです。そのようなことにならないよう、早めの対応が必要になります。ハクビシンは夜行性のため、夜中に天井から足音がするという場合は注意が必要です。
素人は駆除できない
ハクビシンは鳥獣保護法によって守られている害獣なので、素人が駆除、捕獲することはできません。駆除、捕獲をするには自治体への申請を行い、許可をもらう必要があります。数が少なければ忌避剤などを利用して追い出すことも可能ですが、数が増えると対応に時間がかかってしまいます。
繁殖力の強いハクビシンは放置するとあっという間に増えてしまいますので、夜中の足音など少しでも不審に思われた際には、プロの駆除業者に依頼して対処してもらうことをおすすめします。
まとめ
ハクビシンは非常に繁殖力の強い害獣です。屋根裏に住みつかれた状態を放置すると爆発的に増殖し、糞尿により住居に被害を与えるのみならず、寄生するダニやノミがことによって拡大する感染症などの健康的被害にも注意が必要となります。素人では駆除、捕獲ができませんので、住みつかれたなと思ったら、プロの専門業者に相談することをおすすめします。