繁殖力の高いアライグマに天敵はいるの?駆除に苦労する理由

 
近年、日本全域に生息しているアライグマですが、なぜここまで繁殖したのでしょう。そこには、日本に生息する在来種などの気性などが関係しています。今回は、繁殖力の高いアライグマに天敵はいるの?駆除に苦労する理由についてお伝えします。
 

繁殖力の高いアライグマに天敵はいるの?

 
アライグマが日本に輸入されたのは1970年代、約50年間で日本全国へと生息域を広げ、害獣として問題視される存在となりました。
 
アライグマは、繁殖能力が高いこともあり、駆除が追いついていない状況でもあり、可愛らしさから、駆除や捕獲に抵抗を持つ方も少なくありませんが、実際には大きな経済被害をもたらす存在でもあり、健康被害を拡大する存在としても駆除しなければなりません。
 
また、ここまでアライグマの個体数が増えたのにも理由もあります。
自然界において、アライグマの天敵となる動物が少なく、攻撃的で凶暴な性格を持っているため、日本の在来種などよりも強く、捕食してしまう立場にあるため、個体数が減るのではなく増え続けています。
 
そのため、アライグマの天敵と呼べるのは、人間のみとなるのですが、その人間も家屋に棲み付かれたり農作物や家畜への被害があって、はじめて駆除作業に移るため、減るよりも増える状況が続いているのです。
 

駆除に苦労する理由

 

 
アライグマなどの野生動物を駆除するとなれば、忌避剤や燻煙剤を使用して追い出そうとする方は多いのですが、その行動自体は、駆除・捕獲作業にはなっていませんので、個体数を減らすことがなく、問題を先延ばししている状況なのです。
 
個体数が減らなければ、被害の縮小はないので、家屋に棲み付かれたりした場合には、協力、捕獲駆除という手段を取っていくことが大事でもあります。
ただし、野生動物の大半は、鳥獣保護管理法によって守られています。そのため、正しい手続きを踏んでから作業となるので、一般の方にはハードルが高い作業です。
また、捕獲するには、狩猟免許が必要となるため、知識なども求められてしまいます。
 
ですので、作業が難しいと考える方は、プロの駆除専門業者へ相談し、対処してもらう事をおすすめします。そうすることで、個体数の減少にも繋がり被害も縮小されていきますので、お困りの方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。
 

まとめ

 
日本でも個体数が増えてしまったアライグマの天敵は人間しかいません。
現状の生息域を縮小させ、在来種を守るための行動や人間の生活から追い出し、被害を無くすには、人間が協力的に駆除していかなければ変わりません。
家屋などに棲み付かれ被害にあわれている方は、プロの駆除専門業者へ相談し、対処していくことをおすすめします。