アライグマは、近年全国的に害獣トラブルの元凶ともされていることもあり、駆除依頼が増えている動物です。しかし、繁殖性が高いこともあり、その被害はなかなか減りません今回は、繫殖性の高いアライグマは雑食でもあるため駆除が困難な理由についてお伝えします。
繫殖性の高いアライグマ
動物にとって森林や川岸に海近辺や都心といった、さまざまな環境で生きていくうえでは、餌となる食料が豊富でなければならないことと、天敵がいないことが重要となります。
日本では、ネズミによる被害も多いのですが、ネズミを捕食する鳥獣類も多いことから、繁殖性の高いネズミであっても、個体数が劇的に増えるというケースは少ないとされています。
一方で、アライグマは、年に一度の出産で3~6匹程度の赤ちゃんを産むため、個体数は減るよりも増える可能性が高いのです。駆除されていることもあり、そう個体数が劇的に増えてはいませんが、人の手が入らない山奥などで食料があれば、出生率も高まり、個体数が劇的に増える可能性もあるのです。
雑食性の害獣駆除が困難な理由
アライグマやイノシシなどの動物が好む食料は、果実、種子、昆虫、小型の哺乳類、鳥の卵、甲殻類、魚など、さまざまなものを食べますし、人里まで下りてくれば、ごみ箱や家畜の餌場など、人間の生活に関連する場所でも食料を探します。
とにかく雑食性の動物というのは、食料がなくなれば、別の場所へと巣を移動させ、安住の地を見つけ活動することになります。民家や工場といった人の生活圏は、安全性も高く、食料がどこからでも得られることから、棲み付かれる可能性が高いのです。
条件が揃えば巣をつくり、出産などを繰り返し個体数も増えます。必然的に、食料を求め行動範囲も広がります。そうなれば、人が住む生活圏での被害も増える様になっているのです。
だからこそ、アライグマなどの繁殖性の高く雑食性の害獣を見つけた場合には、早急に駆除や捕獲することが重要なのです。ただし、長寿保護管理法などに守られているケースもあり、駆除業者へ依頼しなければ駆除・保護できませんので、害獣の猛威に苦しんでいる方は【アライグマの救急隊】へご相談くださいませ。
まとめ
日本には多くの動物が生息しており、人間の生活圏で猛威を振るう害獣もいます。野畑を荒らしたり、感染症などの病原菌を振りまくなど、人間にとっては厄介な存在でもあります。特に、雑食性の動物は、人の暮らしで食料や安息の地を作りやすい傾向にもありますので、仮に棲み付かれてしまった場合には、プロの専門業者へ依頼して駆除作業をしてもらう事をおすすめします。