肉食でもある雑食性の駆除対象のアライグマが危険とされる理由

 
アライグマによる被害が拡大している、日本ではその猛威を食い止めていかなければ、さまざまな問題を引き起こすことにもなります。今回は、肉食でもある雑食性の駆除対象のアライグマが危険とされる理由についてお伝えします。
 

肉食でもある雑食性のアライグマ

 
アライグマが輸入されて早50年程度で、その生息域は全国へと広がっています。
最初は、可愛らしいペットとして愛玩動物としてもてはやされていましたが、その凶暴な性格で人に懐かず、飼い主に捨ててしまわれてしまうケースが多かったことで、野生化していったアライグマが、繁殖し個体数を増やすこととなりました。
 
また、ここまで個体数を増やせたのにも理由があります。
それは、アライグマが雑食性で、攻撃的で凶暴な性格を持っていることが起因しており、天敵が人間以外に、ほぼいないことも要因となっているのです。
 
人間が出す生ごみを漁り、野生に生息する小動物や魚に虫などなんでも食べます。もちろん、人間が耕した畑になる野菜であったり、鶏舎のニワトリや卵といった家畜なども餌とします。近年では、ペットが襲われる被害などもあるため、気が気ではないという飼い主も多いことでしょう。
 

アライグマを見つけたらどうする?

 

 
アライグマを野生で見つけたとしても、人間が襲われるようなケースは稀ですが、触ろうとして噛まれたり引っ掻かれる恐れは当然あります。そして、家屋に棲み付かれた場合に、駆除作業をする際も同じです。どのような条件かにおいても、危険な動物であることに違いありません。ですので、駆除しようとするならば、それ相応の準備や知識が不可欠です。
 
まず、アライグマが家屋に棲み付いてしまった場合には、駆除する前に、自治体や役所での作業申請を行う必要性があります。アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、手続きを踏まずに作業してしまい、殺傷してしまうと法を犯す行為となるので、罰を科せられてしまいます。
 
そのため、何も調べず作業するのは非常に危険です。もちろん、どのような作業をするべきかなどの技術的な内容はネットで調べる事も出来ますが、棲み付いた環境によって効果的ではないケースなど失敗につながる恐れもあります。警戒心が強まったアライグマを駆除や捕獲するのは非常に困難となりますので、作業に不安を抱える方は、無理に自身で作業するのではなくプロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
雑食性のアライグマは、なんでも食べて成長することもあり、日本で急激に個体数を増やしてきた外来生物です。在来種の動物を捕食し生態系に影響を与えたり、人間の栽培した野菜や果物に、家畜を捕食することもあるため、その存在が問題視されています。
また、家屋に棲み付き、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こしますので、早期発見・早期駆除が重要です。しかし、その作業も一筋縄ではいきませんので、作業が必要な場合には、プロの駆除専門業者へ相談しましょう。