超音波撃退器や防獣ライトでアライグマは退治できるのか?

 
アライグマが家屋に棲み付いたり、近隣で見かける様なことがあれば、忌避作業や追い出さなければなりません。その際に、近年注目されるアイテムがあります。今回は、超音波撃退器や防獣ライトでアライグマは退治できるのか?についてお伝えします。
 

超音波撃退器や防獣ライトの有効性について

 
近年、アライグマの個体数が増え、生息域も全国に分布されるようになったこともあり、都心部などでの被害も拡大しています。家屋に棲み付かれてしまえば、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こすことにもなるため、棲み付かせないための対策は大切です。
 
そこで、近年利用者が増えているアイテムがあります。
それが、超音波撃退器や防獣ライトになります。
超音波撃退器は、アライグマなどの動物が苦手とする周波数の音を機械から発して、家屋に近付けさせない・家屋から追い出すといった効果があるとされています。使用方法も、家屋のコンセントに繋げるだけや電池にて起動し、屋根裏などに設置するだけと非常に簡単な物です。
 
また、防獣ライトは、動物の動きを感知すると、自動的に点灯する機能が搭載され、強力なLEDライトで遠くまで明るく照らす効果があります。強い光と不意の点灯によって、動物が驚いて逃げるため、侵入を防げるアイテムです。一度点灯すると一定時間(数秒から数分間)点灯し続け、その後自動的に消灯します。そして、ソーラーパネル搭載の物もあり、太陽光で充電することで、電源がない場所でも設置することが可能となります。
 
これらの商品が近年、販売され購入される方も非常に多いのですが、実際に効果的かというと、完璧な商品でもありません。
 

アライグマは適応能力が高く驚かなくなる

 

 
アライグマは、忌避剤や超音波撃退器に防獣ライトなどの忌避アイテムに対して、最初は苦手な反応をすることが多いです。しかし、何度かその体験を経験することで、自身に害がないと分かると効果がなくなります。
 
それほどまで、適応能力が高い動物ですので、どのような商品にも慣れてしまえば、被害を受ける可能性があるということです。そのため、忌避対策をしているから大丈夫と慢心することが非常に危険となります。
 
その慢心により、家屋に棲み付かれてしまえば、駆除作業が必要となってきますので、日頃から注意して、対処していきましょう。
 

まとめ

 
アライグマが近年、生息域を広げていることもあり、忌避対策も非常に重要な役割を担う様になっています。そして、超音波撃退器や防獣ライトなどの商品が販売されており、一般の方でも使いやすい商品にはなりますが、それらを設置したからといって家屋に侵入されない保証はありません。適応能力が高い動物にとっては、害がない事さえ分かれば、効果が失われてしまいますので、侵入経路を完全に閉ざしたり、餌となるような物を外に放置しないなど、近寄っても意味がない状況を作り上げることが重要となります。