蜂は種類によって冬の過ごし方が異なります。そして、越冬して動き出すと、蜂の被害が拡大していくことにもなりますので、春先からできる対処もして行くことが大切です。今回は、越冬した蜂が動き出すのは何月頃?忌避や駆除が必要なる季節についてお伝えします。
越冬した蜂が動き出すのは何月頃?
蜂は種類によって越冬の仕方が変わり、ミツバチは女王バチと働き蜂で体を寄せ合い体温を上げ越冬しますが、アシナガバチやスズメバチといった種類の蜂は、女王バチのみが越冬し、働きバチは冬を前にしてその生涯を閉じます。
そして、ミツバチの行動は、冬が明け立春を超えると女王バチが産卵を始めるため、働き蜂も蜜などの食料を得るために動き出します。スズメバチなどは、冬が明け4~6月頃に冬眠から目を覚まし、女王バチが新しい巣作りをはじめ、産卵に取り掛かっていきます。
そして、6月頃には働き蜂が羽化し始め、巣も成長し大きくなっていきますので、夏に向けて人間が蜂に刺されるなどの被害が拡大していきます。
忌避や駆除が必要となる季節
蜂が動き出す4~6月頃になると、巣作りを始める女王バチなどが人間の住むテリトリーにも入り込んでくるので、知らないうちに巣作りされてしまうケースもあります。
その巣作りに気が付くのが遅くなればなるほど、駆除は困難となります。
たった3ヶ月程度で、個体数も増え、巣も成長しますので、早期発見が最も大切となります。巣作りされて数週間から1ヶ月程度で見つけることができれば、まだ被害は少なく、巣の撤去もそう難しくはありませんが、6月以降になってくると危険度が増しますので、ご自身で作業するのはおすすめできません。
ですので、発見が遅かったり、自身で駆除する自信のない方は、無理に対処しようとせずにプロの駆除業者へ依頼して対処しましょう。また、その連絡も遅くなればなるほど、巣は成長を続けてしまいますので、危険度が高まります。巣の存在に気が付いたら一刻も早く駆除依頼することが重要です。
まとめ
蜂は寒さに弱い昆虫ですので、冬を越すのも一苦労なのですが、その冬を越したのちには、人間の住まいなどに巣作りされてしまうことが増えます。その巣作りされることに早く気が付ければ、駆除のしようもありますが、発見が遅れれば被害は拡大する恐れがありますので、家屋付近で蜂が飛び回るなどの光景が増えましたら、近くに蜂の巣が作られている恐れがありますので、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。