都会では、近年コウモリが飛び交う姿を見かけるようになっています。鳥かと見間違えるのですが、その飛行の軌道が違うため、コウモリだと気が付く事もあるでしょう。今回は、都会で増えるコウモリ!天敵が少ない都会はコウモリの安息地についてお伝えします。
コウモリが都会を選ぶ理由
若い人が便利であったり刺激的な生活が送れるなどの理由を持って都会へ住まうのと同じように、コウモリも、都心や都会での生活を快適に感じているようなのです。
これは、都心の家屋や工場などの建物に、棲み付くコウモリが増えており、駆除相談の件数も年々増えている状況となります。
このような状況になった要因はいくつかあり、一つ目は、天敵が少ないことが考えられます。コウモリの天敵となるフクロウなどの夜行性の鳥類が都会にはいないため、空からの攻撃がないことが安全な生活を送れる理由と考えられています。確かに、カラスも都心には多いのですが、カラスは夜行性ではないため、生活時間が異なり、被害が少ないのです。
そして、二つ目は食料の豊富さになります。小型昆虫類を主食とするのですが、大量に発生するユスリカやゴキブリなど都心でも膨大にいる虫が食料となるため、天敵がいない状態で食料は豊富という環境が都心・都会に棲み付く要因となったのです。
コウモリを駆除するためには?
コウモリが棲み付いたことに気が付き駆除しよう!と考える方は多いのですが、コウモリは鳥獣保護法によって守られているため、勝手に駆除や捕獲することは出来ません。
忌避剤などを利用して傷つけずに追い出すことができれば良いのですが、殺してしまったり傷つけないのは、かなり困難なため、追い出し作業をする場合であっても、自治体や行政へ申請し、捕獲や駆除資格を取得した方が良いでしょう。
また、ネットなどで販売している忌避剤や超音波などのアイテムを利用して追い出しに成功したあとは、帰巣本能のあるコウモリ戻ってこられない様に、侵入経路を塞いだり、棲み付いていた箇所を清掃・消毒する必要性があるのです。
これらの手続きから作業をご自身でやるとなると、かなりな労力や時間を要しますので、プロの専門業者へ依頼して駆除してもらうことをおすすめします。
まとめ
都会に棲み付くコウモリが増える理由は、単純な条件でもありますが、安息地であり食料に困らないというのは、生物の生存本能的に仕方がないことでもあるのです。
従って、棲み付かれてしまった場合には、早急に駆除していくことが重要となります。
コウモリの事で、お困りの方は【コウモリの救急隊】へご相談くださいませ。