アライグマが害獣として生息域を広げていく中で、知らずのうちにアライグマが棲み付きやすい環境を整えてしまっているケースも少なくはありません。今回は、野良猫に餌をあげてはいけない!アライグマが横取りして食べるについてお伝えします。
野良猫に餌をあげてはいけない?
アライグマが野生化して生息域を広げていますが、その手助けを人間がしてしまっている可能性もあります。ただでさえ、雑食性で攻撃的な性格をもっているアライグマにとって日本の生態系では、天敵も少ないのにも関わらず、人間がその生活を助けているとなれば、その勢力を拡大しても何ら不思議ではないのです。
実際に、どの行動がアライグマの生活を助けているのかというと、野良猫に餌をあげる方の行動などが問題となるケースがあります。
特定の時間に、野良猫に餌を用意して配置していて、野良猫が集まっている場所の餌をアライグマが食べるといった事もあるのです。
また、その際に、猫とのケンカが勃発し、猫が負けてしまうと、そのテリトリーはアライグマの縄張りにもなり、野良猫に餌をあげていると思いきやアライグマの生活を助けてしまう状況となっています。そうなると、アライグマが生活しやすくなり、繁殖しさまざまな被害を拡大させる可能性が高まります。
アライグマの駆除が必要な理由
アライグマが繁殖して問題となることはあるの?と考える方も多いでしょうが、実害につながる恐れがあります。まず、農作物を荒らすケースは経済被害をもたらし、在来種の動物や昆虫などを捕食し餌とすることで生態系の崩れ、家屋などに棲み付き病原菌などのウイルスを蔓延させる健康被害など、非常に多くのトラブルの元となります。
そのため、アライグマの個体数が増え生息域が広がっていくことは人間にとっても、非常にマイナスなのです。
だからこそ、個体数を減少させるためにも駆除活動は行わなければなりません。
しかし、一般の方が駆除作業するとなると、自治体や役所での申請手続きであったり、狩猟免許の取得が必要となるので、簡単でもないのです。
ですので、駆除が必要となるシーンに出くわした場合には、プロの駆除専門業者へ相談し対処していくことをおすすめします。
まとめ
アライグマが近年生息域を広げている要因に、人間が関与しているケースもあります。
特に、野良猫などに餌をあげている場合には、その餌を糧にするアライグマもいますので、屋外などに餌を置くような行為は避けた方が良いでしょう。そうすることで、アライグマも簡単には繁殖もできなくなっていき、被害を縮小させていくことにもなることでしょう。